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2015年11月JETスタディツアー参加者レポート01

2015年11月ツアー参加者01名前: ブリン・ソーホーグ(カナダ)

 私は10月と11月のスタディツアーに参加しました。福島の両極を見ることができたとてもよい経験であったと思います。地理的観点からだけでなく、2011年の災害のそれぞれの地域の衝撃に関して、復興へのゴールが何で、どのようにそれが達成されているのかについてです。

 最初に到着したのはまほろんでした。ここは縄文時代とその歴史的な重要性について刺激を駆り立てる場所でした。カナダから来たので、私たちの教育カリキュラムでは決して縄文人については触れませんし、アボリジニーの文化との同じ点違う点が見れてとても興味深かったです。一般的にも私個人的にも、封建時代に焦点を置いた日本の早期歴史を思い起こさせるのにここは重要な場所だと思います。施設にある文化的な展示品の量と、復興への希望に私は大変感銘を受けました。時間もかかるし、資源も必要なのに、施設の展示品が震災から受けた被害を修復させようとする努力を見ることができたのは大変良い経験でした。

 次は、南湖公園での茶道と白河だるまの絵付けです。私は茶道は初めてではありません。お茶はすばらしかったのですが、あんこは私の好みよりは甘すぎました。正座でお茶をいただくには、いささか練習が必要です。少なくても私がお茶をいただくまでは、正座でいないとだめですから。茶会の間外に目をやると、庭が目を見張るほど美しい景色でした。そこを歩くと、この静けさを保つための庭師の技術に胸打たれるほどの価値があるとよくわかります。この庭に関するように、細かいことへの気づきやそれに関する気づきはいつかスタディツアーでいい議論の的になるかもしれません。たとえば、庭師を招いて彼らの手法について話をしてもらうとか。

 だるまの絵付けはとても楽しく、みんなも楽しんでいたように思います。もし可能なら、だるまについての歴史的説明なんかがあるともっと意味のある活動になったかなと思います。

 翌日は遠野で紙漉き体験でした。一般的ではない設備で紙を作るのにこんな忍耐のいる作業なんだとわかったけれども、非常に楽しい活動でした。古い設備がきちんと手入れされて使われているのをみることや、創始者の伝統が続いているということを目の当りにできたのはいい経験でした。

 次はいわきの豊間・薄磯地区の見学でした。2013年、私は芸術実習生として日本にいて、友人といわき近辺の荒廃した海岸沿いをドライブしてまわりました。その当時は、人々はまだ海岸沿いの掃除に追われ、その地区は完全に破壊されているように見えました。

 かつてそこに家族が住んでいたんだと思われる家々の合間を歩くのは涙を誘う経験でしたし、彼らの運命を思うと生命の尊さと自然の驚異をまざまざと思い起こされました。

 2011年に強烈な印象を残した似たような地域に戻ってきて、数々の復興の様子を目の当たりにすると、いかに福島の人が誇り高く、震災に負けない力をもっているのかがよくわかりました。復興の展示品は、これからの展望をよく表していました。特に展示品の中の津波の高さを表したものには、畏怖の念すら覚えました。被災者のことを思えば、多くの人は住処を追われたり、起きた出来事によって影響を受けていることに焦点を当てて考えるべきですから。福島海洋エネルギーセンターは、大きな目標を掲げており、この地域に代替エネルギーをもたらす大きなけん引力となるといいなと私は願っています。旅の締めとして私たちは素晴らしい建築物でもある水族館へ行きました。収容されていた見本や展示品はもちろん素晴らしかったのですが特に感銘を受けたのは津波にも耐えうるその建築構造です。

 終わりに、このツアーは、私の福島への理解を深め見地を広げる意味でも非常に有益で2011年に何が起きたかを知るうえで意味があったものでした。

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スタディツアー風景01スタディツアー風景02
 

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