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2016年02月JETスタディツアー参加者レポート03

2016年02月ツアー参加者03

名前: シャーマン・クワイ(カナダ)

 2016年2月のJETスタディツアーは、満員御礼の大成功の企画でした。参加者は、みな福島について学びながら、すばらしい時間が過ごせたと思います。 

 南相馬アグリパークを訪問したのは、福島の再生可能エネルギーに向けての歩みについて学ぶことができただけでなく、そこがいかに生きた学びの場になっているか目の当りにできたという意味で、素晴らしい体験でした。福島に影響する重大な事項について生徒たちが学ぶ姿を見ることは我々が学ぶ上でも意味深いものでしたし、重要な情報や考えがどのように次世代に受け継がれていくのか、知ることができました。

 相馬野馬追の鎧を着るイベントは、ほかの大多数のJET同様、私にとって非常に目玉のイベントでした。このような突っ込んだ経験をしたおかげで、古き良き日本の文化に触れることができました。JETである我々は、自分たちだけではこういう経験はツアー以外ではなかなかできないからです。しかしながら、このツアーの間にもっと背景的な学習・・・たとえば鎧自身の重要性だとか、封建時代の日本の歴史だとか、地域的な、もしくはもっと国家的な見地から、学習してみたかったなとも思います。

 和田苺観光協会では、この地域の農家の苦しみなどがよくわかりました。苺食べ放題なんて、今まで私たちは誰も経験したことありませんでした。これは、福島の多くの安全な農地が、(知識量の違いによって引き起こされることにより抱える)誤解や風評と戦いながらも、いまだなお農業大県だということの証明となるくらいの経験でした。

 相馬市メモリアルセンターは、2011年の震災において非常に感傷的な気持ちにさせる場所でした。実際にそれを経験していないJETたちにとっては、感慨深い時間でした。

 スキーとスノボは、絶好の日和の中できました。箕輪スキーリゾートの代表から、震災時の観光事での打撃について聞けたことがよかったですし、彼らが他者に伝えてほしいという情報も聞くことができました。

 市場では、我々にとって地元野菜を買えるいい機会だと思っていたのですが、品物があまりなくて残念・・・まあ、我々がついた時間も遅かったので仕方ないですが・・・

 除染センターでのプレゼンは、福島を取り巻く放射線に関して、非常に有益で私が出会った中でも最も信頼性の高い情報にあふれていました。素晴らしい知識量のプレゼンターでした。私たちがその話題に関してちょっと精通していると思えるようになるくらい、わかりやすい図や表を用いて複雑なトピックを解説してくれました。
 
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