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2016年02月JETスタディツアー参加者レポート10

2016年02月ツアー参加者10名前: フィオナ・スタンプ(イギリス)

 先月、幸運なことに私は南相馬のスタディツアーに参加することができました。第二の故郷ふくしまについて新たな発見をするのにスタディツアーは最良の方法です。スタディツアーはいつもそうですが、この南相馬のツアーも、楽しい活動と福島の興味深い情報とが入り混じって期待を裏切らないものでした。

  ツアーは南相馬ソーラーアグリパークへの訪問から始まりました。再生可能エネルギーをもっとも効率的に利用する方法や、発電機を回すのに人力に比べていかに水の力がすごいかなどがわかって非常に楽しかったです。またこの素晴らしい施設は子供たちに再生可能エネルギーの可能性を教えてもいました。

 ここでエネルギーを使い果たしたので、私たちは地元の中華屋さんで昼食をとりエネルギーを補給しました。

 さて、そのあとは相馬野馬追について学ぶ時間です。 この壮大な祭りは、さまざまな伝統的な鎧を身にまとった侍が馬を走らせ競争させるというものです。私たちは千年も続くこの祭りについて楽しく学ぶことができました。一番の目玉は何と言っても自分で甲冑を着たことです。これさえ着ていれば、何にだって勝てそうな気がしました(笑)!

   腹が減っては戦はできぬ!ということで、もっと食べなくては!「和田苺観光協会」さんではとてもおいしい苺を育てていらっしゃいます。私たちは30分もの間、食べられるだけ苺を堪能しました。当然、大変美味しかったです。福島のフルーツを食べて間違いはありません!これは、ただ美味しいというだけではなくて震災からこの地域がいかに復興してきたかを知る素晴らしい機会でもありました。この苺農園は津波の被害に遭い、多くの苺や設備が流されました。それだけでも大変なのに、心ない一部の人が「苺は放射能の影響を受けているだろう。」と揶揄しています。ここでの生産物は、まったく安全だというのに!震災後、家を失った人々に、和田農園で働く方が苺をふるまったというお話には、心が動かされました。

  相馬メモリアルセンターでは、津波で命を失った多くの人について学び、それは大変悲しいものでした。押し流された家々の写真は、本当に心痛むものでした。しかしながら、また同じ仲間と日常生活を送るという希望にあふれた未来へ向けて、この地域が努力していることもこのセンターは物語っていました。

 旅の最後は、箕輪スキーリゾートでのスキーで締めくくりです。スキーは初めてだったので、その場でレッスンを受けられてよかったです。そのあとは福島のスロープをすいすい滑りました。福島の美しい山々を見られましたし、この愛すべき県の冬の楽しみを味わいました。

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スタディツアー風景
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