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2016年02月JETスタディツアー参加者レポート18

2016年02月ツアー参加者18名前: チェイス・ライオンス(アメリカ)

 今回のスタディツアーは、以前にも感じてはいたことでありますが、大変楽しく、また自分が知りたいと思っていた情報に満ち溢れたものでした。これまで3月11日の震災や、福島で取り組まれているそれからの復興について、知りたいと思っていたことのほとんどを知ることができたと思っていましたが、それにもましてより深い理解をえることができました。ソーラーアグリパークでは、環境の中で自然からどの程度エネルギーを享受できるのか深く理解できました。また、害のないエネルギーを作り出すという実用的な目的のためにパークがいかに効果的であるかということも学びました。個人的に特に感銘を受けたのは、パークが見学しに来た子供たちに対して批評的に物事をとらえ考える力が伸びるように配慮しながら、自然資源について教育していたことです。人が大きく成長するのに最も効果的な手段のひとつは教育だと私は信じています。このようなスタディツアーに参加するという好機に恵まれたことに、感謝の意が堪えません。

 除染に関しての専門家との対話は、非常に啓発されるものでした。ディスカッションの前は、私個人は(というかおそらく多数の人も)「放射能」の話題についてかなりの誤解をしていました。放射能はエネルギー放出のものさしである、というイメージがつかめましたし、まるでこの世の終わりのような気になる必要はないのです。前回のツアーでは、我々参加者のほとんどの国よりも福島の放射性濃度は低いと教わりました。今回のツアーの後は、私はより情報を把握したと思えますし、危険度について正しい情報がなければ福島にいる膨大な数の人は不安に陥るはずですが、そんな必要はないんだと今では私はきちんと伝えられると思います。また、福島で得られる魅力的なものたちについても、前よりもっとたくさん話せる自信があります。

 野馬追の侍の甲冑を着ることができたのは、驚くべき体験でした。写真でみればただそれでおわりですが、自分で甲冑をつけてみるとその洗練された外観だけでなく、鎧の複雑さを体感できます。甲冑を着た後だと、7月にあるという侍の祭りに出たくてうずうずしました。

 それ以外では、ツアーで用いたホテルとスノーボードがとてもいい経験でした。ホテルは極めて快適で、外は雪でも中は暖かいという露天風呂は、かつてないほどリラックスできた体験でした。このホテルはすごいですね。スノーボードのレッスンは、もはや自分は超人的な勢いで上達しているのではと錯覚するくらい教え方が上手でした。まあ、最後までエッジを反転させるとこまではマスターできませんでしたけど・・・。とにかく、教育と体験とが非常にバランスよく組まれた素晴らしいツアーだったと思います。参加させていただきありがとうございました。また次のツアーにもぜひ参加したいです! 

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