ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

2016年10月JETスタディツアー参加者レポート19

名前: アビゲール・ローゼン国籍: アメリカ

 10月のスタディツアーを本当に楽しみました。南相馬で開催されたツアーに昨年参加しましたが、福島県を探索する別の機会が得られて良かったです。一番驚いたのは、食品を生産する産地が農産物の食の安全を証明しなければならないということでした。福島に住んで1年になりますが、安全性の証明が必要であることを知り、驚くばかりです。来日以来、店頭に並び、消費者に届く福島県産の食物が安全かどうか疑ったことはありません。それを知っていたからです。何度も福島県が農産物や米を検査していることを聞いていましたし、疑うこともありませんでした。実際、リンゴ園に行ってそこの担当者の男性が、「きっと放射線を心配しているのでしょうね」と最初に言いました。驚きましたが、悲しくなりました。福島の農産物が安全であることを証明し続け、強化する必要性を感じていることが悲しくなり、世界に正しい情報を伝えることの重要性を感じました。

 このスタディツアーは、面白くて、美しい場所を上手に取り入れて、福島の現状に関心がある友人、家族その他の人々に伝えることができる豊富な情報を提供してくれます。あぶくま洞に行ったことがありますが、素晴らしかったです。また行くチャンスがあればと思います。福島にガイナックススタジオやミュージアムがあるとは、思ってもみませんでした。アニメのことは、余り分かりませんが、ツアーは、教育的で楽しかったです。ツアーの前、こけしがどのようなものか知っていただけでしたが、東北だけで制作されていることは、知りませんでしたし、自作のこけしを絵付けできる体験をいただけるとは、思ってもみませんでした。絵付けの方法を学んでいる間、こけしに纏わる歴史を知ることができたことを感謝します。
01

 スタディツアーは、とても重要です。自分達で、見たり、体験することができないような場所に行く機会を与えてくれます。福島についてメディアが伝えること以外に情報が得られない人々に得た情報を伝えることができます。このツアーで得た情報を使い、他の人たちに福島を訪問して、私達がツアーで見た美しい場所を見に行くよう勧めることができると思います。

概要のページへ戻る