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2017年02月JETスタディツアー参加者レポート03

2017年02月ツアー参加者03

名前: クリスケンジ・オードー(アメリカ)

 会津のスタディツアーに参加する機会をいただきとてもラッキーだと思います。会津のいろいろな所に行き、東日本大震災からの復興について学ぶことができました。最初に訪問したのは福島県環境創造センターでした。そこで東日本大震災の影響と福島県民による復興の取り組みについて学びました。

 震災前に福島県は全国で特に農産物の産地として知られており、しかし放射能による風評によって、福島の農業が大きな打撃を受けました。現在、その風評を払拭すべく、県民が一丸となり一生懸命頑張っています。消費者に安全・安心の食品が届くように、県が厳しい基準で農産物のモニタリング検査を行っています。センターでは農産物に含まれている放射性物質の量を解説している展示がありました。やはり放射性物質の汚染に関しては一番心配されている品目がお米です。展示を見ればお米の安全を心配する必要がないということが分かります。2015年8月から2016年3月の間に検査を受けた玄米の中で、基準を超えたものは0.00%でした。玄米は精米されてから白米になるので、検査で引っかかりやすいです(白米も全て安全だということだ)。お米以外の検査結果だが、山菜・野生のキノコの基準を超えたものが0.87%でした。農家がコントロールされた環境の下で作っている作物に比べて野生のものは放射性物質が入っている可能性が高いです。この数字を見れば、福島で生産されている食べ物が安全だということが分かると思います。

 私にとってセンターで一番印象的に残っているのは子供たちが書いたメッセージでした。復興に取り組んでいる福島県民を励ますために寄せられたメッセージです。何千枚のメッセージもありました。展示を見て、こんなにたくさん福島を応援している人がいることに感動しました。時間があったらぜひ福島県環境創造センターに行ってみてください。
子供のメッセージ

 ツアーで食べたお弁当が地元生産の食材(多くの人が警戒している食材)で作られていました。野菜がとても新鮮で美味しいとおもいました。会津地方を代表する二つの料理、喜多方ラーメンとソースかつ丼を食べました。喜多方ラーメンは喜多方市のラーメンでだしに魚と貝が使われています。

 ソースかつ丼は濃厚なソースに覆われている豚肉のカツです。どちらも会津に行ったらおすすめです。

 ツアーを通し、会津のユニークで美しい場所を見ることができました。粟でできている柳津の名産である粟饅頭を作りました。饅頭をよく食べますが、作ったのが初めてでした。その後白虎隊と会津藩交日新館会津など会津の歴史について学びました。最後のスキーとボード体験のおかげで冬の会津を満喫することができました。スタディツアーのおかげで県内に住んでいるJETが福島県の色々なところを楽しむことができます。とても感謝しています。

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