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(県外JETスタディツアー)参加者レポート09

名前: アイビー・チャウ 勤務先: 秋田県大仙市教育委員会

 はじめに、今回のスタディツアーに招待してくださった福島県国際課の皆さんと福島県の方々のおもてなしに感謝を申し上げたいと思います。他の国際交流員との交流もできましたが、何よりも今回のツアーで福島県の文化、そして放射線についての知識、県民の復興への決意と努力を見ることができたのは私にとってとても大切な勉強になりました。

 日本にいる間にできるだけ色々なところを回りたいと思い、一度福島のあぶくま洞を観光したことがあります。「景色がとても素晴らしかった」と思いましたが、2時間あまりの滞在で、福島県についてあまり知ることなく帰ってしまいました。

 今回のツアーで一番印象に残ったのは地元の料理のおいしさでした。私は食べ物、特にパンとデザートに非常にこだわりがあり、ブッフェやレストラン、ホテルで食事することが多いです。1日目の昼食は三春ハーブガーデンのサララで取りましたが、そこの焼きたてパンとヨーグルトは今でも忘れないほど味も食感も素晴らしかったです。また、湯野上温泉の旅館で食べたお膳はいままで東北で食べたお膳で一番美味しかったと思います。その後、大内宿で地元のそば粉を使ったそば打ち体験と昼食でした。残念ながら、私はベジタリアン(乳卵菜食主義)なのでめんつゆ(魚のだしが入っているため)ではなくごまのふりかけで味付けして食べたため、そばの本来の味を味わうことができなかったです。ベジタリアンやビーガン(精進料理)の外国観光客は多いと思うので、福島もいつかヨーロッパや英語圏の国のように、どこの食事どころもベジタリアン対応ができるようになって、外国の人に日本食、特に福島県の食べ物のおいしさを伝えたらよいのではないかと思います。

 おみやげ屋さんの方々はとにかくもてなし上手で、お客さんにたくさん試食をすすめて、お店の雰囲気を大変ポシティブにしていました。お土産の試食で(おみやげ屋さんにはちょっと申し訳ない気もしましたが)当地の特産や自慢の食品をいっぱい味わって、中でもとても美味しかったと思ったのは「もも饅頭」と「ごまみそせん」でした。試食したものに「いまいち」なものは全くなく、ほかの国際交流員とみんなで「おいしい」と言い合っていました。福島県の食べ物はあまりにも美味しかったので、このことを海外の友達や家族にも教えました。次は母や彼氏を一緒にハーブガーデンなどに連れて行き、美味しいもの一緒にたくさん食べたいです。

 今回のツアーで見た福島県のよさは他にも色々ありました。例えば、環境創造センターの放射線ラボと環境創造ラボはゲームを通して体験したり、学んだりすることができて、球体スクリーンで映画やドキュメンタリーの放送もあるので、家族連れや子どもたちに最適な場所ではないかと思いました。福島県の観光復興に是非力になりたいという気持ちでいっぱいです。大仙市民もこういった情報を知ることができるように、市の広報や市内小中学校へ発信したいと思います。
アイビー・チャウさん

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