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(県外JETスタディツアー)参加者レポート11

名前: ソン・エイ(孫 影)勤務先: 秋田県企画振興部国際課

 11月5日から、東北と関東のCIRの皆さんと一緒に、1泊2日の福島スタディツアーに参加しました。初めての福島なので、新鮮感と不安感を抱きながら、福島県民の温かい心のおかげで、綺麗な自然、美味しい食事、豊な歴史を満喫することができました。

 5日郡山駅に集合後、まず福島県環境創造センターを見学しました。それは福島県における原子力災害からの環境回復と県民が将来にわたり安心して暮らせる環境を創造するための教育・研修・教育施設です。シアターや展示室、体験ラボが設置され、その中に一番震撼させたのは2011年3月11日14時46分から経過した「日・時間・分・秒」を表示したタイマーです。この時間は福島県民が事故・放射線との闘い時間である一方で、福島の環境回復・環境創造にかけてきた時間の象徴とも言えます。短い時間でしたが、県を挙げて様々な困難を乗り越え、弛まぬ努力で復興に尽力している福島県民の姿に心を打たれました。

 そして福島の食べ物。5日の昼は「三春ハーブガーデン サララ」というレストランで、地元でとれた新鮮な野菜を味わいました。料理の種類が豊富で、ハーブティーもたくさん揃っています。夕食も泊まった宿が提供したお膳で、CIR同士と交流しながら、福島の郷土料理を美味しくいただきました。2日間の滞在で、福島の食べ物は安心安全、そして美味しいという印象でした。

 観光も最高でした。四季折々の福島では11月上旬は紅葉の見頃季節で、真っ赤、オレンジ、黄色で染められた山、渓谷が点在しており、絵のような幻想的な世界に入った感覚になりました。鶴ヶ城の見学で会津の歴史と武家文化を学び、湯野上温泉と塔のへつりで美しい渓谷美を勘能しました。江戸風情が溢れる大内宿での散策は、まるでタイムスリップのようでした。赤べこ体験は各国のCIRそれぞれの個性が見せて、福島伝統工芸への理解も深くなりました。ツアー一週間前秋田でそば打ち体験をしましたので、二回目参加経験者として秋田と福島のそば打ち作り方を比べながら、チームワークを楽しめました。最後の締めは温泉です。夜では一日の疲れの癒し、朝では雄大な渓谷の眺め、違う温泉情緒を満喫ました。

 会津若松解散後、電車で日本4番目広い湖の猪苗代湖に行きました。紅葉に染められた広大な磐梯山が目の前に聳えて、鏡のように美しい猪苗代湖と互いに照り映えており、綺麗でした。また、電車の中で世界中からの観光客が多くて、ほぼ満席ぐらいで、改めて福島の人気を感じました。正直福島に行く前、放射線などの安全問題にいろんな不安な気持ちを持っていましたが、今回のスタディツアーを通じで、これらの考えは徐々に覆われてゆくことになりました。こらから、周りの親戚と友人をはじめ、そして中国の皆さんにもっと福島の魅力と安全性を忠実に伝え、東北の復興に自分なりの力を尽くしたいと思います。

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