ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

一期一会

宿泊した農家にて

名前: 張 錦程

国籍: 中国

中国大学生福島応援視察ツアー参加者
(2014年10月)

訪問先:喜多方市など

メッセージ

 この度は福島県主催の中国大学生福島県復興応援視察ツアーに参加できまして、とても光栄だと思います。短い間ですが、とてもいい思い出になりました。

 自然の風景はもちろん、騒々しい大都会から離れて、磐梯山と五色沼の神秘さと静けさに魅了されました。の中心である鶴ヶ城は思った以上に保存されたのは意外でした。自然との調和の角度から言わせてもらいますと、猪苗代湖で一羽の白鳥になってみたいものです。

 自然風景よりも福島県民について触れたいです。今回は農家民泊を体験させて頂きました。私と同じグループの3人と一緒に農家の皆川さんのお家に宿泊しました。そこで、私は柿とりや農機の運転を体験しました。そして、伝統的日本風の夕食前の支度や、畳の上で布団を敷くなどいった中国でなかなか体験できない経験をさせて頂きました。

 皆川さんといえば、私たちが宿泊する前からたくさんの準備をなさいましたね。たとえば、カレンダーで私たちの宿泊日を丸印でかこんで、「重要」という二文字を書きました。夕食の時、皆川さんは人生の先輩として未熟な私たちにいろんな貴重な人生経験を教えて下さいました。そのほかに、日本の習慣や、外国人が日本に来て慣れないところ、自分の趣味などについても語り合いました。皆川さんの趣味は日本のお城と日本庭園で、自家の庭で10年をかけて理想の庭園を作り上げました。庭園はまだまだ建設中で、カエデの木も植えていまいた。夕食後、私たちは皿洗いをしている間に、皆川さんはなんと車のライトで庭園を照らしてくれまいた。カエデのもみじがライトに照らされながら水面に映る可憐な姿と皆川さんの周到なご用意に、私たちは心を打たれずにはいられませんでした。

 農家民泊で一緒に過ごした時間は20時間程度でしたが、別れる際はみんなの目に涙が浮かんでいました。これは、きっと日本語の「一期一会」なのでしょう。

 ふくしま、私はきっとまた帰ってきます。今度こそ、家族や友達と一緒に、ふくしまの美しさや、この地と住民たちの素朴さと親切さを分かち合いたいと思います!

前のメッセージヘ次のメッセージへ