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2014年第一回留学生スタディツアー参加者レポート11(シュウェンデ イサベルさん)

大学名: 会津大学名前: シュウェンデ イサベル(ドイツ)

 福島県主催の留学生スタディツアーは大変有意義な経験で、ツアーを通してとても楽しい時間を過ごさせていただきました。

●土曜日:

 土曜日の朝は駅で同じ大学の同級生に会い、一緒に電車で会津から郡山に移動しました。ツアーで最初に訪れた農業総合センターはとても興味深く、福島県における食べ物の放射性物質モニタリング検査についての説明を受けました。その後に訪問した鶴ヶ城は、近くに住んでいるため、説明の内容はもうほとんど知っていましたが、ほかの大学からのツアー参加者と交流を深めることができました。私にとってツアーの1つのハイライトは福島空港の訪問でした。なぜかというと、東日本大震災の当時の状況について学ぶことができたからです。震災の時に私はドイツにいたので災害管理などの対応についてはあまり詳しくなかったです。その晩、泊ったホテルも夕ご飯も素晴らしかったです。会津は海岸から遠いので、海の景色が特に心に響きました。

●日曜日:

 残念ながら日曜日に雨が降っていました。幸いなことに、それでもいわき市の近くにあるオーガニックコットン畑について学ぶことができました。畑で農作業の手伝いをした後、コットンを使って、小さな人形を作りました。とてもいい経験でした。可愛らしい人形で、今時は自分の手で人形を作ることはめったにできない体験だと思います。私にとってツアーの一番のハイライトはアクアマリンの訪問でした。困難の中、スタッフが一生懸命動物の命を救おうとした話を聞き、すごく感動しました。 スタッフの努力のおかげで、震災後、わりと早くアクアマリンを再開することに成功しました。困難な境遇にありながらも、日本人の復興へ向けての努力、そして国内外からもらった支援の話を聞き、本当にすごいことだなと感じました。津波による被害を見た後も、海岸沿いにある町を守るための防災施設の建設(地元の人を交えて企画をする)の話を聞く機会があり、とても有意義でした。最後のハイライトは東大震災を経験した人の話でした。被害の写真や津波の映像を見ても、実際目の前に津波があるのは簡単には想像できないものです。

●まとめ:

 留学生スタディツアー参加者として選ばれたことを本当に嬉しく思います。大変有意義な経験でした。福島県の他の大学からの留学生参加者とたくさん友達になりました。ツアーを通して学んだことは日本での生活に役立つものばかりです。東日本大震災などの大きな災害についての理解を深めました。食べ物における放射性物質ですが、しっかり検査を受けている施設を見た後、安心しました。英語も中国語の通訳もよかったと思います。私は日本語の理解力が高く、会話の6割ぐらいは分かるのですが、通訳のおかげで放射性物質の検査などの説明に出てくる専門用語も理解することができました。留学生スタディツアーの構成がよく、しいて言えば、ひとつの改善案としては県外からの留学生も招待した方がいいと思います。なぜなら、県内の留学生よりは福島に対する偏見が強いからです。

 本当にありがとうございました!

いわき市・小名浜の旅館にて
ホテルの部屋で他の女性参加者と一緒。全員外国人なのにずっと日本語で話していました(笑)

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