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2014年第一回留学生スタディツアー参加者レポート15(茅 暁蒙さん)

大学名: 東日本国際大学名前: 茅 暁蒙(中国)

 この度は、ワクワクでドキドキな気持ちを抱きながら、私は同じ大学の留学の友たち5人と一緒に第一回留学スタディツアーに参加しました。ツアーの主旨は、留学生の私たちに震災後の福島の復興状況を及び福島の魅力を全世界に向けて発信することです。

 ツアーの初日は、私たち6人はいわき市から出発して、郡山市で他の学校の留学生たちと合流しました。ツアーで最初に訪れたのは福島県農業総合センターでした。広大な施設棟と優れた設備は、「科学は人々の生活向上のためにある」という言葉を証明してくれました。ここで行われる県産農産品のモニタリング検査を見学して、私は福島県が日常に食べている食品はスタッフによる精密検査を受けたことがわかり、「安心、安全」であることを確認することができました。その後、私たちは会津の鶴ヶ城を見学しました。私にとって、鶴ヶ城の見学は初めてではないが、ここに来る度に、会津地方が持つ深い歴史文化や古代日本人の知恵、そして史跡保護に力を入れる日本政府に感心せずにはいられません。
鶴ヶ城

 しばらくの休憩を経って、私たちは福島空港へと旅立ちました。以前からずっと行きたかったです。ターミナルビルに入った途端、そびえ立つウルトラマンの立像に目を奪われ、憧れたヒーローとともに過ごした子供の頃の思い出が脳によぎります。スタッフの紹介によると、福島空港は未だに国際定期便の運航再開のめどが立っていません。私はとても残念だと思います。
福島空港

 空港の敷地内は、ソーラーパークが設けられており、世界各国産のソーラーパネルがここに集まっています。もちろん、その中には我が国の製品もあり、私はとても誇りだと思っています。同時に、私は中国を含む世界各国がそれぞれの製品で福島の復興に一役を買うことについて、素晴らしいことだと思います。
ソーラーパーク

 福島空港での見学を終えて、すでに日が暮れかかっていました。私たちはバスに乗り込み、大学の所在地――いわき市で宿泊することになりました。海辺の旅館に泊り、海の幸を頬張る感覚は、言葉にできないほどの至福でした。これもまた、福島の魅力の一つではありませんか。
小名浜港周辺の旅館にて

 あいにく翌日の朝から小雨が降り出しました。オガニックコットンプロジェクトの見学で、実際に畑作業はできなかったが、簡単なコットンの種植えを通じて、私たちは農業先進地としての福島県の魅力を感じました。その後、私たちは事務所で責任者の親切な指導のもとで、コットン人形作りに挑戦しました。自分の作品を手に取り、誰もが笑顔と充実感に包まれていました。続いて私たちはいわき市のアクアマリンふくしまを見学しました。空は再び晴れ、水族館内子供たちの笑い声や家族水入らずで楽しむ光景を見て、元気を付けられました。しかし、水族館の被災時の状況や復興への道のりの説明を受けると、私たちは再び震災の現実につきつけられました。福島県民は震災に屈しない意志と大きな愛で絆をつなぎ、助けあう姿を、世界中の人々に見て感じてもらいたいです。ツアーの最後に、私たちは久之浜海岸を訪れました。ここで福島県が津波被害の減少への取組を勉強すると同時に、大きく変貌させられた海岸を目の当たりにして津波の猛威を感じました。さらに、数えて3回目の来訪となるが、「浜風商店街」に来る度に、資料室で現地を襲った津波の写真を見て、住民たちから被災体験を聞くと、思わず涙が出ちゃいます。今回も、商店街の元気のおばさんたちと交流を深めることができました。
浜風商店街の資料室にて
 二日間のスタディツアーはあっという間に終りましが、世界各国からの留学生とともに同じ目標を目指して有意義な行動をともにすることは、今回のツアーの醍醐味だと思います。もしチャンスがあれば、ぜひまた参加したいと思います。福島の復興に自分の力を発揮し、全世界に福島の良さをアピールしたいと思います。

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