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2015年01月第ニ回留学生スタディツアー参加者レポート07(梅 飛達さん)

大学名: 日本大学工学部名前: 梅 飛達(中国)

 一泊二日のスタディツアーを通じて、福島の現状について確認することができました。震災、津波の怖さや災害後の人々が直面した困難などについて説明を受け、考えさせられることがたくさんありました。

 一日目の朝、私たちは県内の除染作業や放射線に関する情報を網羅する除染情報プラザを見学しました。放射線量の計測結果について説明を聞き、福島は安全だと分かりました。その後,「かーちゃんの力プロジェクト」の取り組みについて説明を受けました。女性たち(=「かーちゃん」)が震災後力を合わせ、避難先で故郷の味、おふくろの味を提供して、地域を元気にするお話を聞いて、とても感動しました。「かーちゃん」たちは復興のために、多大な努力をする姿勢に敬意を払わずにはいられませんでした。

 午後、南相馬市の観光ボランテイアに津波の被災地である南相馬市の小高区を中心に案内していただきました。一部ではありますが、津波で倒壊した家屋や荒れる田んぼが震災当時のままで残っています。一方、南相馬市では太陽能発電システムをはじめ、再生可能エネルギーの推進を目指しています。また、ソーラーアグリパークのような施設を通じて、見学や体験の場を設けています。

 二日目は最初にNPO法人「みんな共和国」が運営する子育てカフェを見学しました。子供たちが楽しくて遊べるし、ママたちも気軽に利用できる暖かい場所でした。その後、私たちは水産試験場相馬支場に行って、漁業の試験操業の近況や食の安心・安全への取り組みなどについて説明を受けました。相馬支場では、大量の魚をモニタリングし、水産品の安全を厳しく検査していることが分かりました。自分の目でいろいろな情報を確かめるにつれて、抱えていた不安も消えました。

 二日目の午後、私たちは相馬中村神社を見学しました。伝統行事「相馬野馬追」の文化に触れると同時に、馬乗りも体験できました。とても楽しかったです。その後、和田観光いちご組合を視察し、,被災から再開までの道のりについて話を聞きました。最後、皆さんでいちご狩りをして、福島県の食の魅力を堪能しました。

 今回のツアーを通じて、福島県は元気と魅力が溢れるところだと改めて思いました。
 南相馬ソーラーアグリパークにて 

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