| 大学名: 東日本国際大学 | 名前: 熊 紫霏(ユウ シヒ) |
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気がつけば、留学生として来日して間もなく2年の月日が経とうとしています。すべてがうまく行っているとは言いがたいが、困ることなく普通に暮らしています。これまで、福島県に対して多少の心配や疑問もあったが、実際に福島で暮らしてみると、予想を遥かに超えていいところだということが分かるようになりました。今回のスタディツアーでは、私は幸運にも我が大学の中国人留学生の代表として選ばれました。本当に、ずっと前から、この2泊3日のツアーを期待していました。 好天候に恵まれた朝に、今回のスタディツアーがスタートしました。初日の最初の訪問先は郡山市にある大安場史跡公園でした。スタッフさんの案内の元で、私は数千年前の人たちの暮らしぶり及び実際に使われた道具を見学しました。古墳は東日本大震災時、激しい揺れによってひび割れが起きたという被害状況の説明を受け、みんながこの歴史的史跡のことを本気で心配していました。私たちが次に訪れたのは天然鍾乳洞の「あぶくま洞」でした。時間の流れにとともに、鍾乳石が形成されていって、樹木や人間の形に似ていた奇石も随所見られました。それに加えてあぶくま洞内のライトアップと相俟って、視覚的に楽しめることができました。その後、私たちは絵のぼりの絵付け体験にチャレンジしました。日本では、絵のぼりは家宅の無事安穏を祈る縁起物とされているそうです。初日の夜、私たちは長い歴史を持つ温泉旅館に宿泊しました。旅館では美味しい料理とゆったり感溢れる温泉を楽しめる一方で、福島県民の温かさにも触れました。特筆すべきは、留学生は一緒にゲームに参加しました。一日の共同生活を終えて、緊張感が解けたせいか、みんなが長年の友人のように感じられました。 翌日の朝、吹雪の中で目が覚めました。初雪を見た興奮が冷めないまま、私たちは南湖公園を訪れました。湖畔の食事処「水月」で、おいしい餅団子を頬張りながら、大将から団子の作り方について説明を受けました。つくづく、「日本は物事にこだわる国」だと感じました。食事の後、私は南湖神社に行きました。正月明けの日本で伝統文化を感じる自分が、いつしか中国にいる両親のことを思い出しました。その後、私たちはだるま製作所に行きました。みんなでだるまの絵付けにチャレンジして、自分が望んだ通りに描きました。午後、私たちはクルーズ船に乗船しました。私の故郷に海がないため、海を眺める度に胸の鼓動が高まるばかりです。どこまでも広がる海を眺めて、船と並走するかもめたちの鳴き声を聞くと、不思議にもすべての悩みから解放されたような気がしてきました。この広大な世界の中に、自分は実にちっぽけな存在であることを再認識しました。この日の最後に、アクアマリンふくしまを見学しました。私にとって二回目の来館となりますが、美しい海洋生物たちの姿を見るなり、思わず大自然の神秘さに心を打たれました。この水族館は震災後再オープンしたもので、館内では震災当時の画像や動画を見ることができました。津波に巻き込まていく家屋と車を見ると、再び自然災害の無常さを痛感しました。天災は時に一瞬にして家族と親友の命をさらい、彼らから人生を楽しむ気力をも奪ってしまいます。この夜、私たちは湯本温泉の旅館に宿泊しました。豪勢で精細な料理の数々に、私は思わず舌鼓をうちました。温泉の露天風呂で一日の疲れを癒やしたら、三日目の行程に期待が膨らむばかりでした。 3日目、私たちは南相馬市のソーラーアグリパークを訪れました。再生可能エネルギーを利用した農業開発や現地の子供の社会勉強にサポートするなどといった取り組みの紹介を聞いて、私は思わず応援したくなりました。相馬市の伝承鎮魂祈念館では、語り部の村上さんは素晴らしい紙芝居で被災地の漁師の物語を教えて頂きました。天災に直面した人間はこれほど無力な存在です。地震や津波で家屋や経営した旅館の建物が崩れました。人生は時に残酷で、一度手に入れたはずの希望は、次の瞬間で崩れ落ちることすらあり得ます。スタディツアーの最後、私たちは和田観光いちご園に行きました。いちご狩りで旬の果物を思い存分楽しめたが、このいちご園は震災で大きな被害を受けたことに驚きました。私たちが食べたいちごを栽培するビニールハウスは全て震災後に新しく立て直したものです。被災者の方々に一刻も震災から立ち直り、震災以前の生活を取り戻せるよう、心からお祈り申し上げます。 三日間に渡るスタディツアーを終えて、一番に印象に残っているのはやはり東日本大震災の影響でした。今回のツアーは被災地の福島だけをピックアップしたが、いたるところで日本人がもつ「諦めない精神力」と日本の伝統文化に触れることができました。日本から学ぶべきものはまだまだたくさんあると感じました。今回のツアーを主催する福島県及び随行のスタッフに感謝しています。学校ではなかなか勉強できないことを体験することができました。またツアーに参加した留学生の友達にも感謝しています。一緒に過ごした日々は決して忘れません。チャンスがあれば是非また参加させていただきたいと思います。 | |
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