平成18年度福島県入札監視委員会 臨時会結果【概要】
 
1 日時 平成18年9月11日(月)9:30〜11:00
2 場所 自治会館 303会議室
3 出席者
(委員)小川委員、佐々木委員、清水委員、田崎委員、松野委員(委員全員出席)
(県)土木部政策監、建設行政グループ参事、高速道路グループ参事、
   下水道グループ主幹、建設行政グループ主幹、建設行政グループ員2名
4 内容
(1)委員長あいさつ
(2)土木部政策監あいさつ
(3)資料説明
  @ 入札制度改正と土木部の落札率
  A H13〜H17までの阿武隈川流域下水道関連の入札等について
  B H8〜H17までのあぶくま高原道路の入札等について
(4)その他
 
 
(委員長)事務局から資料の説明があったあとに質疑応答を行い、入札制度の改善について各委員から意見を出してもらう時間を設けます、その際、事務局の職員には退席してもらいます。委員の話し合いの結果はあとで話します。
 
【資料説明に関する質疑内容】
 
(委員)資料の中で予定価格が事前公表されているものはどういうものか。
(回答)予定価格の事前公表は、平成16年4月から行っていますが、それ以前については一部の工事で行っていました。○印のないものは予定価格を事前公表しなかったものです。
(委員)あぶくま高原自動車道の最後の工事は、予定価格の事前公表を行ったものか。
(回答)この工事は随意契約ですので、予定価格は事前公表いたしません。
(委員)発注種別ごとの平均落札率で90%を下回っているのは橋梁上部工事だけだが、その理由はどのように考えるのか。
(回答)全国的にも低入札価格が多い傾向もあって、かなり競争が激化した結果と考えられます。
(委員)落札率が低下した年度からも類推できるが、橋梁関係は全国的に談合でたたかれ、談合をしていないからだと考えられる、このように談合が排除されると80%台になると客観的に推定されるのではないか。
 
 
(委員)下水道の件については、談合があったのは確実であると考えた場合に、この入札執行調書を後追いで確認をして、怪しいと考える点はありますか。
(委員)この調書だけでは談合の有無は分からない。改めて見ても分からない。
(委員)県独自で、業者や建設技術センターから事情は聴いているのか。
(回答)談合疑惑は検察において捜査が進められており、捜査に全面的に協力しています。独自調査は捜査妨害と言われかねないため、行っていません。マスコミ対応ですら捜査妨害と言われてる状況です。
(委員)東急・佐藤JV以外についても調査しないのか。
(回答)検証など調査方法については、現在検討している段階です。
(委員)何もやっていないことに等しいのではないか。
(回答)検討着手のための準備を進めている段階です。
(委員)建設技術センターについてはどうか。
(回答)状況としては同じです。建設技術センターからは、県に対してもコメントするなという指示が検察からあったという報告があるだけです。問い掛けをしても答えが返ってこない状況ということです。
(委員)建設技術センターではどのような内容が疑われているのか。
(回答)建設技術センターには設計と積算業務を委託していますが、新聞報道によりますと、積算した内容が漏れたのではないかとされているようです。
(委員)積算単価は公表していると以前説明を受けたが、そこのところが理解できない。
(回答)建設技術センターに県の単価を積算してもらっていますが、そのまま使う訳ではありません。その内容を精査して、予算によって組み直すこともあります。
(委員)建設技術センターが出す資料、県が示す資料、業者が提出する資料を見ないことには、談合がなかったどうか判断することに具体的にならない。
(委員)建設技術センターでどういう作業がなされて、どういう資料が提出されるのか、今度の定例会までに示してほしい。
(回答)次回の定例会において説明いたします。
 
 
(委員)あぶくま高原自動車道でこれほど随意契約が多い理由はどのようなものか。
(回答)インターチェンジ間の早期供用開始、全工区の円滑な事業の推進のため、工事規模、予算などを勘案して工区が設定されています。
    先行する工事は一括発注しますが、高い盛土になっており、大規模な土工工事のほか、橋梁工事、ボックスカルバート工など、複雑に重なり合った工事になっております。また、盛土の下は軟弱な地盤が多くありました。
    随意契約とすることで、同一業者が施工し、沈下管理、品質が一体的に管理でき、施工の瑕疵を回避できることが挙げられます。
    また、インターチェンジ間を可能な限り早く供用するため、工期短縮に努める必要がありました。土を運搬する土工工事が相当あったので、現場内の錯綜を避けるため、一体的な管理が必要です。
    軟弱地盤を改良するための大きな機械、橋梁工事関係の設備を連続的に使用することで、経費の節減が図れます。これらの観点から、前工事と後工事を一体的に施工する随意契約としました。
(委員)98年度の契約の結果を見ると、持ち回りでやっているようにしか見えない。
(回答)軟弱地盤に土を盛る工事のため、圧を掛けると地面が下がります。そのため、杭を打つとか、地下水があるところでは矢板を打つとか、地盤を改良します。それでも沈下した場合で、仮に異なる業者が施工したときには、下の工事と上の工事のどちらに責任があるのかという問題が生じます。
    100億規模の大型工事でしたので、複数年の工期を一つの契約で行う債務負担行為は、後年の予算を制約するため困難でした。補正予算などを細かく投入することになります。
    また、単年度ごとに行おうとすると、設置した仮設整備を後の工事で使用するのに、契約者が異なるときは、撤去することになり経費が無駄になります。
(委員)指名競争でやったら95%になるかもしれない。随意契約だと99%、指名競争の方が安くなることが前提だから、今説明したことは根拠にならないと思う。随意契約の説明を受けたが、全く理解できないという意見は言っておきたい。
(委員)あぶくま高原自動車に関するJVの工事は、この資料になるのか。
(回答)土工事に関するリストになります。この他にJVで施工したものには、橋梁工事と舗装工事があります。
(委員)事務局は、次回の委員会にその資料を提出してください。それまでよく資料を検討して、次回の委員会で改めて審議します。
    それでは、委員だけで打ち合わせを行いますので、事務局は退席してください。
 
 
【委員打ち合わせ実施】
 (打合せ終了後、委員長より打合せの概要が事務局に伝達された。)
 
(委員長)他の委員に意見書を知事に提出したいとの提案、並びにその意見書の素案を提示した。意見交換の結果、基本線では合意に達したが、細かい点についてはなお詰めることにした。
    次回の委員会において正式に意見書を確認し、知事に提出することとし、それまでファックス等で意見調整することを確認した。
 
 
−以上−