スズメバチ
何が危険?
強い毒を持つ針で刺します。集団で襲ってくることもあり、特にキイロスズメバチ、オオスズメバチは攻撃性が高い性質を持っています。
どのように危険?
刺されると激しい痛みや腫れが生じ、アナフィラキシーショック(重いアレルギー反応)を引き起こす可能性があります。過去に刺された経験がある人は特に重症化しやすいため注意が必要です。
子どもへの伝え方(セーフティートーク)
写真を見せての解説やクイズで特徴を確認する等、「自分の体は自分で守る」ための具体的な行動を繰り返し伝えましょう。
- 「もし、スズメバチが近づいてきたら、静かに姿勢を低くして、飛んでいくのを待ちましょう。怖いけど騒がないでね。騒いだり、手で追い払ったりすると敵だと思って刺されることがあるからね。」
- 「スズメバチは黒くて動くものを攻撃するよ。だから、自然の中では、できるだけ黒い服を避けましょう。甘い匂いにも誘われて飛んでくることもあるよ。」
- 「もし、スズメバチが『カチカチ』と音を出したら、それは怒っている証拠だよ。近くに巣があるはずだから、刺激しないようにその場を離れましょう。」
- 「巣を見つけても絶対に近づかないで、先生に教えてね。」
- 補足:
- 巣には絶対に近づかないことが大原則です。服装は白っぽいものを選び、ひらひらしたものは避けましょう。香りの強い整髪料やジュースの飲み残しにも注意が必要です。
ニホンマムシ
何が危険?
出血毒を持つ牙で咬みます。
どのように危険?
咬まれると激しい痛みと腫れ、内出血が起こり、組織が壊死することもあります。重症化すると腎機能障害など、命に関わる危険性があります。
子どもへの伝え方(セーフティートーク)
写真を見せての解説やクイズで特徴を確認する等、「自分の体は自分で守る」ための具体的な行動を繰り返し伝えましょう。
- 「マムシは、草むらや落ち葉の下、石の隙間に隠れているよ。気づかずに踏んでしまうと怒って咬まれることがあるから、山や森の中では、走らずに足元をよく見て歩こうね。」
- 「もし、マムシを見つけたら、騒がずに先生に知らせてね。そして、マムシが逃げられるように道を譲ったり、待っていてあげてね。」
- 「くれぐれも、大きな声で驚かせたり、棒で突っついたりしないでね。」
- 補足:
- 見つけても絶対に近づいたり、刺激したりしないこと。草むらや藪に入る際は、長袖、長ズボン、厚手の靴下、長靴を着用し、肌の露出を避けましょう。
ヤマカガシ
何が危険?
奥歯に毒を持つ牙があります。また、首の後ろからも毒液を分泌します。
どのように危険?
咬まれると出血、痛み、腫れが起こります。深く咬まれて大量の毒が入ると重症化します。首の後ろの毒腺に触れた手で目をこすると、失明の危険性もあります。
子どもへの伝え方(セーフティートーク)
写真を見せての解説やクイズで特徴を確認する等、「自分の体は自分で守る」ための具体的な行動を繰り返し伝えましょう。
- 「ヤマカガシは、カエルが大好物だから水辺や田んぼ、湿った草むらや石の隙間にいることが多いよ。気づかずに踏んでしまうと怒って咬まれることがあるから、水辺や森では、走らずに足元をよく見て歩こうね。」
- 「もし、ヤマカガシを見つけたら、騒がずに先生に知らせてね。そして、ヤマカガシが逃げられるように道を譲ったり、待っていてあげてね。」
- 「くれぐれも、大きな声で驚かせたり、触ったり、棒で突っつかないでね。」
- 補足:
- ヤマカガシは比較的大人しい性質ですが、不用意に触れないことが重要です。奥歯(猛毒とされる出血毒)と首の後ろ(防御用の頸腺毒)に毒があるため、毒が体に入る経路(咬まれる、触る)を具体的に伝えることで、子どもたちの理解を促します。
ツキノワグマ
何が危険?
鋭い爪や牙で攻撃してきます。
どのように危険?
攻撃されると、引っかき傷や咬み傷など、命に関わる重傷を負う可能性があります。
子どもへの伝え方(セーフティートーク)
写真を見せての解説やクイズで特徴を確認する等、「自分の体は自分で守る」ための具体的な行動を繰り返し伝えましょう。
- 「クマはとても危険だけど、臆病でもあるから、突然合わないように距離をとることが一番大切だよ。」
- 「そのためには、クマ鈴を付けたり、大きな声で「ホイホイホーイ」と叫んだりして、人がいることを知らせることが大切。」
- 「もし、クマに出会ったら、背中を見せて走ると追いかけてくるので、とても危険だよ。先生の後ろに集まって、クマの目を見ながら、静かにゆっくり後ろに下がるよ。」
- 「クマは鼻が良くて、食べ物の匂いが大好きだから、おやつや食べ物はリュックにしまっておこうね。」
- 補足:
- クマ鈴やラジオなどで人の存在を知らせることが有効です。子グマの近くには必ず母グマがいるため、子グマを見かけても絶対に近づいてはいけません。
イノシシ
何が危険?
突進して牙で攻撃してきます。
どのように危険?
突進されると、裂傷や骨折などの重傷を負う可能性があります。特に、秋から冬にかけての発情期や、子連れのイノシシは非常に攻撃的になります。
子どもへの伝え方(セーフティートーク)
写真を見せての解説やクイズで特徴を確認する等、「自分の体は自分で守る」ための具体的な行動を繰り返し伝えましょう。
- 「もし、イノシシに遭遇したら、すごいスピードで突進してくることがあるよ。だから、もし見かけたら刺激しないように、静かに建物や木の後ろなどに隠れよう。」
- 「イノシシの赤ちゃん(ウリボウ)は可愛いけれど、お母さんが赤ちゃんを守るために怒ることがあるよ。だから、遠くから静かに見守るだけにしようね。」
- 補足:
- 遭遇したら、刺激せず、静かに後退することが基本です。決して走って逃げたり、大声を出したりしないでください。
ヒキガエル
何が危険?
目の後ろにある耳腺から、白く粘り気のある毒液を出します。
どのように危険?
毒液が皮膚に付着すると炎症を起こし、目に入ると激しく痛み、最悪の場合失明する可能性があります。
子どもへの伝え方(セーフティートーク)
写真を見せての解説やクイズで特徴を確認する等、「自分の体は自分で守る」ための具体的な行動を繰り返し伝えましょう。
- 「ヒキガエルは、びっくりすると目の後ろや体のイボから毒のある白い液を出すことがあるよ。だから、触らずに、観察して楽しもうね。」
- 「もし、触ってしまったら、すぐに先生に教えてね。そして、きれいなお水で手を洗いましょう。ヒキガエルを触ったで手で目・口・鼻を絶対に触らないでね。」
- 補足:
- 毒は心臓に作用する成分(ブフォトキシンなど)を含みます。触った手で目をこすったり、口に入れたりしないよう、活動後の手洗いを徹底させることが重要です。
ヤマビル
何が危険?
皮膚に吸い付き、吸血します。
どのように危険?
吸血時に、血が固まるのを防ぐヒルジンという物質を注入するため、血が止まりにくくなります。痛みは感じにくいですが、後から痒みが出ます。
子どもへの伝え方(セーフティートーク)
写真を見せての解説やクイズで特徴を確認する等、「自分の体は自分で守る」ための具体的な行動を繰り返し伝えましょう。
- 「ヤマビルは、ナメクジに似ていて、知らない間に足にくっつき、血を吸うんだ。痛くないから気づかないことが多いけど、後から痒くなることがあるよ。」
- 「だから、ヤマビルがいそうな場所では、休憩の時や活動の後に、足にヤマビルがついていないか、先生と一緒に確認しようね。」
- 「もし足にくっついていたら、自分で取ろうとしないで先生に教えてね。塩水や虫よけスプレーで取ってあげるからね。」
- 補足:
- 市販の虫よけスプレー(ディート成分が多いもの)や塩水が有効です。長ズボンを靴下の中に入れるなどの対策も効果的です。
マダニ
何が危険?
皮膚に咬みつき吸血します。その際に病原体を媒介することがあります。
どのように危険?
感染症(ライム病、日本紅斑熱、SFTSなど)を引き起こす可能性があり、重症化すると命に関わります。
子どもへの伝え方(セーフティートーク)
写真を見せての解説やクイズで特徴を確認する等、「自分の体は自分で守る」ための具体的な行動を繰り返し伝えましょう。
- 「深い草むらには、マダニという小さな虫が隠れていることがあるよ。そして、皮膚にかみつき血を吸うから、草が深いところには入らないようにしようね。」
- 「深い草むらで遊んだり活動したりした時は、お家に帰った時やお風呂に入った時に、頭や体にマダニがついていないか、おうちの人と確認してみてね。もし見つけたら、絶対に自分で取らずにおうちの人に教えてね。」
- 補足:
- 長袖・長ズボン、帽子を着用し、肌の露出を避けることが最も重要です。虫よけスプレーも有効です。無理に引き抜くとマダニの口器が皮膚に残り、炎症の原因となるため、皮膚科で除去してもらってください。
オニオコゼ
何が危険?
背びれに猛毒の棘があります。
どのように危険?
刺されると激しい痛みや腫れ、呼吸困難、麻痺などを引き起こし、命に関わることもあります。
子どもへの伝え方(セーフティートーク)
写真を見せての解説やクイズで特徴を確認する等、「自分の体は自分で守る」ための具体的な行動を繰り返し伝えましょう。
- 「オニオコゼは、砂の中に隠れるのがとっても上手なんだ。だけど、背中のトゲに強い毒があるから、岩場や砂浜で遊ぶときは足元をよく見て歩こうね。」
- 「ゴツゴツした石みたいなこのお魚を見つけても、触らないでね。」
- 「もし、見つけたら先生に教えてね。」
- 補足:
- 砂に潜る習性があるため、気づかずに踏んでしまう危険性があります。マリンシューズなどを履くことでリスクを低減できます。刺された場合は、毒を不活性化させるため、43~45℃のお湯に60~90分間患部を浸す応急処置が有効ですが、必ず医療機関を受診してください。
ムカデ
何が危険?
顎(あご)の牙で咬みます。
どのように危険?
咬まれると激しい痛み、腫れ、しびれが起こります。アナフィラキシーショックを起こすことも稀にあります。
子どもへの伝え方(セーフティートーク)
写真を見せての解説やクイズで特徴を確認する等、「自分の体は自分で守る」ための具体的な行動を繰り返し伝えましょう。
- 「ムカデは、細長くて足がたくさんある虫だけど、強い牙を持っているから、もし噛まれると、とっても痛いんだ。だから、見つけても触らずに観察して楽しもうね。」
- 「石や倒れた木の下に隠れているから、そういう場所を触る時は、十分に気をつけようね。」
- 補足:
- 長袖、長ズボン、手袋を着用し、肌の露出を避ける。不用意に石や倒木を動かさない。咬まれた場合は、すぐに流水で洗い流し、医療機関を受診する。
ドクガ類の毛虫(ケムシ)
何が危険?
体に毒のある細かい毛(毒針毛)を持っています。
どのように危険?
毒針毛が皮膚に刺さると、強いかゆみと発疹が数週間続くことがあります。毛虫に直接触れなくても、風で飛んできた毛に触れるだけで被害にあうことがあります。
子どもへの伝え方(セーフティートーク)
写真を見せての解説やクイズで特徴を確認する等、「自分の体は自分で守る」ための具体的な行動を繰り返し伝えましょう。
- 「毛虫の中には、触るとかゆくなる「チクチクの毛」を持っている毛虫がいるよ。だから、毛虫は触らずに観察して楽しもうね。」
- 「もし、触ってしまったり、急に首や腕がかゆくなったら、掻いたりこすったりしないで、すぐに先生に教えてね。お水で洗い流そう。」
- 補足:
- 長袖、長ズボン、帽子を着用し、肌の露出を避ける。特にツバキやサザンカの木に発生しやすいことを知っておく。かゆみが出たら、セロハンテープなどでそっと毛を取り除き、流水で洗い流す。
セアカゴケグモ(メスは特徴的な赤い模様)
何が危険?
メスは神経毒を持っています。
どのように危険?
咬まれると激しい痛み、腫れ、発汗、吐き気などを引き起こすことがあります。子どもや高齢者は重症化するリスクがあります。
子どもへの伝え方(セーフティートーク)
写真を見せての解説やクイズで特徴を確認する等、「自分の体は自分で守る」ための具体的な行動を繰り返し伝えましょう。
- 「背中に赤い模様があるこのクモは、セアカゴケグモといって、強い毒を持っているから、見つけても触らないようにしようね。」
- 「ベンチの下や、植木鉢の裏、公園の遊具の隙間など、暗くて狭い場所に隠れていることがあるよ。そういう所に手を入れる際は、先生と一緒に安全を確認してみよう。」
- 補足:
- 外来種で、公園や側溝など身近な場所に生息しています。見つけた場合は、自治体に連絡するのが望ましいです。咬まれた場合は、すぐに医療機関を受診してください。