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2017年2月定例会 一般質問 川田昌成議員

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年6月14日更新

川田昌成議員

議員

川田昌成

所属会派
(質問日現在)
ふくしま未来ネット
定例会平成29年2月
質問等一般質問
質問日3月3日(金曜日)

45番(川田昌成君)ふくしま未来ネットの川田であります。やっと出番が参りました。一人会派の私にも温かい御支援をいただきまして、登壇の機会をいただきまして、大変うれしく思っております。


 代表質問から一般質問、7日間でありましたけれども、とうとう私が最後になりまして、トリを務めさせていただきますので、しばしの間おつき合いのほどよろしくお願い申し上げます。
 時のたつのは早いものでございまして、もう3月という声が聞こえましたら、もう春ですねということでありますが、しかしながらこの3月には別れがあったり、卒業があったり、また新たなる出発があったり、複雑な月でありますけれども、やはり希望に満ちて、未来のために邁進しなければならないと思っております。
 しかし、残念なことに、けさの新聞を見ましたら、除染に対する環境省の職員が逮捕されるという記事を見て、ただただびっくりをいたしました。しかし、変化の激しい社会情勢にあって、国内においてもようやっと29年度の予算が年度中に成立をするという見通しにはなりましたものの、国政のあの党利党略による混乱を見ていますと、残念ながら本当に国民のために頑張っているのかなという思いもするわけでありますが、もう一つ残念なことには、あの大震災、あの原発の事故から6年がたちましたのに、いまだに第二原子力発電所の廃炉の一つも方向づけできないということはいかがなものかと思っております。これは、我々も努力をしてまいりますけれども、県選出の国会議員にさらなる期待をしておるわけでありますが、どうなりましょうか。
 さて、県内においては内堀知事が、先日のあの所信表明におかれましても力強い表明をしていただきましたし、私は答弁を聞いて、知事の答弁が一番わかりやすく丁寧に、それに対して部長たちの答弁はもう一つかなという感じもしないでもありませんけれども、きょうの議会も緊張に満ちあふれて、私は大変緊張しているところでございます。
 さて、知事は昨年のアンケートによりますと、80%近い県民の皆さん方の高い支持率を得て、大いに期待をしているという記事がありました。私もそう思っている一人でありますけれども、その知事のすばらしい、信条にしても、県政に対する思いも、県民の皆さん方に理解をしていただいて、協力していただいて、それに参加していただかないと、これは絵に描いた餅でありまして、笛吹けど踊らずではいかがなものかと思いますけれども、さて知事におかれましてはその県民の期待や思いにどのように応えてくれるのかお考えをお聞かせください。
 次に、行財政改革についてでありますが、地方創生がという話題になっておりますけれども、私は地方というような言葉は大嫌いであります。どこから見て地方なのかということです。私は、今住んでいる生まれ育ったふるさとを原点にしておりますから、東京ばかり見る地方では、本当に僕はもう少し考え直してほしいなと。ふるさと創生にしていただければと思っておるところでありますけれども、これは行政の視点でありますから。
 そこで、私はあの地方振興局、広い福島県の7つの生活圏のあの振興局の役割が非常にこの地方創生における大きな役割だと思っておりますから、その地方創生に財源を与え、地方創生に力をつけて、その地方創生が地域のために市町村をまとめていくのが本当の意味での地方創生につながってくるのではないかなと自分なりに考えております。
 そして、私はあの地方振興局ができた折、7つの生活圏を虹に例えてレインボーサミットをやったらどうだと言ったら、いまだに1回も開いていないのでありますが、そのことを提唱しながら、やはりこれから各振興局が、県中振興局は、人口にしても島根県よりも大きいのですから、そういうことを考えますと、もっともっと県は復興や地方創生を担う県職員のことも含めながら、地方創生にもっともっと財源を付して、力強く振興を図っていただければありがたいと思っています。
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 それでは、復興や行改革についてでありますが、県は復興や地方創生に地方振興局がどのように取り組んでいくのかお伺いをいたします。
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 そこで、県職員の人材育成についてでありますが、幾ら知事が方向づけをつけても、それを担うのは県職員の方々でありますから、多分優秀な職員の方々は知事の意向を酌んで、事業に取り組んでいただけると思いますけれども、その取り組む人たちは、皆さん方がこれからどういうふうな知事の意向を酌んで頑張っていくかということでありますので、県は復興や地方創生を担う職員の人材育成にどのように取り組んでいくのかお尋ねをいたします。
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 次に、県有財産の利活用についてでありますが、私は2年前にも質問させていただきましたが、余り姿が見えないようであります。そこで、県政運営には人材もお金も必要でありますが、土地や建物の利活用も県政において重要なる施策と考えております。
 そこで、県は──────────────────────────
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───────────────────────歳入確保を含め、県有財産の利活用にどのように取り組んでいくのかお伺いをいたします。
 次に、県民運動であります。来年度における運動のテーマは健康ということでありますし、全国に誇れる健康長寿県であります本県にとって、目標を達成するためには県民一丸となって健康づくりを実践していかなければ意味がありません。
 健康って何と言われても、意外とみんなわかっているようでわからない。ただ単に体が丈夫だけでは、健康とは言えますまい。やっぱり健康は家庭的にも、社会的にも、財政的にも健全でなければ健康というふうにはならないわけです。そういう意味では、大変私は不健康な面がありますが、そこでやっぱり健康運動、これほどの運動をするわけですから、県としてはあらゆる戦略、戦術を持って、県民の意識の向上と元気な福島の姿を県民一丸となってPRできる絶好の機会ではありませんか。各種イベントも結構ですが、各地域に健康祭りのような、誰もが気軽に、多くの国民が参加のできるような運動を期待するものであります。
 そこで、県は県民が積極的に参加する県民運動とするために、どのように取り組んでいるのかお伺いをいたします。
 次に、高齢者の活躍についてであります。私もおかげさまで73歳を迎えることができました。もう少しで後期高齢者の仲間入りでありますが、気力はまだまだ50歳の気力だと自負をいたしております。2月25日に、私は須賀川市文化センターで地域包括ケアという勉強会に参加してまいりました。あすは我が身と言われますが、私たち夫婦も近い将来お世話にならなければなりません。
 歌の文句のように、私のような古い人間ほど新しいものを欲しがるものであります。これからはやっぱり健康に気をつけなければ、そして一日も早く天国に行くのではなくて、もっと頑張っていっていかなければならないと自分に言い聞かせておるのでありますが、そこで県は高齢者が地域で生き生きと活躍できるよう、どのように取り組んでおるのかお伺いをいたします。
 次に、再生エネルギーの推進についてであります。
 エネルギーという言葉はとても大きくて、幅広い感じがします。先日NHKのクローズアップ現代を担当しておったキャスターの国谷さんのお話を聞きました。やっぱりさすが国際派であって、大したものです。
 それで、地球規模でのエネルギーを考えたときには、本当に近い将来大きな課題に直面するということであります。地球温暖化を初め水や食糧問題、人口問題、そしてエネルギーの大切さの話を聞いて、再認識をしてまいりました。私たちは、多少であっても日々の生活の中でエネルギーの価値観をしっかりと学ぶべきと思い知らされて帰ってきましたけれども、私は、私の住んでいるふるさともそうでありますけれども、ふるさとのエネルギー、そのふるさとの持てる潜在能力を我々の英知を持って、それをいかにして生かしていくかということがふるさとエネルギーの原点ではないかなと思っております。
 そこで、県は再生可能エネルギー先駆けの地の実現に向けて取り組みを一層強化すべきと思いますが、県の考えをお伺いいたします。
 次に、地域農政のあるべき姿であります。
 農業を取り巻く環境は厳しく、課題が山積しております。私たちが生きていくためには、一番大切なはずの農業に対する、また自然に対する畏敬の念が感じられません。農は国のもとなりという言葉がありますが、余り最近使われておりません。生産される方々も、消費される方々も、おかげさまでという感謝の気持ちがもう少しはあってしかるべきではありませんか。これからは観光も、あるいは教育、福祉も農業とのかかわりが一番であります。
 ところで、2015年の農業センサスによりますと、県土が広いからでしょうか、酒は日本一でありますが、日本一が余り少ない我が県にとって、先ほどお話がありましたけれども、耕作放棄地の面積が25,226ヘクタールで日本一だそうであります。遊休農地は全国で3番でありますから、これでは余り喜んでばかりはいられません。私は、以前から農をとうとぶという言葉を使い、農尊運動ということを提唱しておりますけれども、余り反応がありませんでした。
 農地の大切さは言うまでもありませんが、農業の中で大切なのは森林業であります。本県の豊かな森林は、先人たちのたゆまぬ努力により利活用される成熟期を迎えております。木材を供給するだけではなくて、水資源の涵養や土砂災害の防止など、我が県での生活に欠かせない大きな存在であります。これから身近な木材を生かし、再生可能な木材の利用を進めることが森林資源と大自然を守ることにつながると考えております。
 来年は全国植樹祭であります。先ほどの新聞を見ましたら、総務省は森林環境保全を目的にする新地方税の検討に入ったということであります。これは、やっぱり僕の考えが合ったのでしょうか。
 そこで、県は豊富な森林資源を生かした県産材の利用拡大にどのように取り組んでいくのかお伺いをいたします。
 次に、観光についてであります。
 大変観光は皆さん大きな質問をされましたけれども、残念なことに、我が県は国内のお客さんは1,100万人が来て、宿泊があるのでありますが、外国人の宿泊者は5万6千人で、東北で一番低く、全国で45番目ということであります。そういう意味では、やっぱりこれからの対策が非常に必要になってくると思います。
 そこで、──────────────────
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 県は海外からの観光誘客にどのように取り組んでいくのかをお尋ねをいたします。
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 県は、福島空港を利用しますけれども、海外から来るお客さん、観光誘客をどのように取り組んでいくのか、まずお伺いをいたします。
 次に、空港についてでありますが、国土交通省は29年度中に訪日外国人の誘致に意欲的に対応する地方空港を訪日誘客支援空港と認定する方針ということでありました。ですから、そういう意味では2020年というオリンピック・パラリンピックを迎えて、地方空港における利用者300万人まで引き上げるということでありますので、どうか我が県におきましても特色ある空港を踏まえて、そして福島空港は間もなく25年となりますが、私は地元でありますし、建設のときから関心を持っておりました。特に平成11年に開始された国際線のソウル便の1番機でテープカットもしてまいりましたけれども、空港におり立ったときのあの感激は今でも忘れられません。後ろにいらっしゃる宗方県議や遠藤県議も御一緒でした。残念なことに、3月18日の仁川空港とのチャーター便が何か変更になったそうでありますけれども、とにかく残念でなりません。
 福島空港を利用した観光客にどのように今後取り組みをしていくか、お伺いをいたします。
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 県は福島空港公園の未整備箇所の利活用にどのように取り組んでいくのかをお伺いいたします。
 それから、お話が出ておりましたけれども、スポーツの指導者、この間内村航平さんが来て、知事と会談をいたしました。それは、大変力強く思っておりますけれども、やっぱり本物は、指導者というのは本物でなかったら指導者になれませんので、そういう意味では、県は東京オリンピック・パラリンピックを契機として、スポーツ指導者の養成にどのように取り組んでいくのかをお伺いいたします。
 次に、教育でありますが、実は3月1日、皆さんも恐らく高校の卒業式に行かれたと思いますけれども、私も長沼高校に議長代理として行ってまいりました。そこで、小さな高校でありますが、53人の子供たちの卒業生を代表して、遠藤君というのが答辞を述べました。その答辞がすばらしい。中学時代いじめに遭った生徒でありますけれども、3年間長沼高等学校で青春時代を、こんなすばらしい青春を送っていただいている感謝の弁を述べて、すばらしい感動をいただいてまいりました。
 私は、73になっても中学時代のことを思い出して、野球部の先生に、おまえ野球やめなさいと、おまえは運動神経が鈍いからやめなさいと、おまえは応援団やれと、その一言が今日につながっていると。僕としてはそう思っている。そういう意味で、私は山に向かって、いつもありがとうと感謝の響きをしておりますけれども、そこで児童生徒の心に響く教育を行うべきと思いますが、県教育委員会の考えをお伺いいたして質問を終わりたいのでありますけれども、一言だけ。
 安心とは何ぞやと。安全とは何ぞやと。せんだっての谷川先生のお話を聞いて、安全は科学が証明する。安心は自分の心で決めるものと。これは、我々はその自覚を持って、福島県の再生のために、未来のために一生懸命努力することをここに誓いながら、私の一般質問を終わらせていただきたいと思います。御清聴ありがとうございました。大変失礼をいたしました。


議長(杉山純一君)執行部の答弁を求めます。


知事(内堀雅雄君)川田議員の御質問にお答えいたします。

 県民の期待や思いについてであります。
 私は、これまで福島県の復興、未来にとって何が最良なのかを常に考え、時には悩み、時には模索をしながら県政を運営してまいりました。そんな私を後押ししてくれたのは、福島の再生を願い、懸命に努力を続ける県民の皆さんであり、特に未来への希望を信じ、前へと進む若者たちの姿であります。
 震災で大きな被害を受けたある温泉地では、地元の高校生たちが温泉熱を利用した南国原産のフルーツ栽培やウナギなどの養殖に取り組み、地域に新たな魅力と活力をもたらしています。「福島を変えるのは、福島に住む私たちだ。」、ふるさとの復興に向け挑み続ける彼らの力強い言葉に、私は深い感銘を受けました。
 前例のない課題を抱える福島の復興・創生をなし遂げるためには、こうした若者たちの意欲、挑戦をしっかり支えていくとともに、ふるさとの誇りを取り戻そうという県民一人一人の熱い思いや力を結集し、福島の未来を開く大きな力へと変えていかなければなりません。
 私は、これからも県民の皆さんの期待や思いを真摯に受けとめ、みずから先頭に立って挑戦を続けながら、具体的な成果を一つ一つ重ね、挑戦県福島だからこそなし得る復興と地方創生の実現に全力で取り組んでまいります。
 その他の御質問につきましては、関係部長等から答弁をさせます。


総務部長(長谷川哲也君)お答えいたします。


 地方振興局につきましては、復興や地方創生に向けたさまざまな分野の地域課題を解決するため、出先機関、市町村、関係団体等と幅広く連携し、地域の資源を生かした観光誘客による交流人口の拡大や地域の特産物を活用した商品の開発支援、避難者等との交流促進などの取り組みを進めております。
 新年度は、各地域に移住コーディネーターを配置し、定住・二地域居住のさらなる推進に向け、新たに挑戦をするなど、今後とも7つの生活圏の特色、魅力を生かしながら、復興や地方創生に向け、積極的に取り組んでまいります。
 次に、職員の人材育成につきましては、知事と職員との意見交換の場などを通じて、県政運営理念の浸透を図るとともに、研修や職場での指導により、職員としての使命感、倫理観など意識の高揚や政策形成能力、折衝・調整力など、復興や地方創生の実現に向けて、特に求められる能力の向上に取り組んでいるところであります。
 今後ともみずから考え行動する自律型職員の育成を目標に、各種研修内容の充実などを図りながら、本県の復興・創生の原動力となり、さまざまな課題に積極的に取り組むことのできる職員の育成に努めてまいります。
 次に、県有財産の利活用につきましては、未利用財産の売却を初めホームページや広報誌等への広告の掲出、ネーミングライツなどにより歳入確保を図るとともに、県有財産の用途または目的を妨げない言動において、地域のスポーツ少年団や老人クラブ等に運動場や体育館を開放するなど、県民サービスの向上に資するよう取り組んでまいります。


企画調整部長(伊藤泰夫君)お答えいたします。


 再生可能エネルギー先駆けの地の実現につきましては、県独自の先駆的な施策を立案、実行し続けることが重要であると考えております。
 これまで再生可能エネルギーの拡大を目指す発電会社の設立や大規模浮体式洋上風力の実証、産総研と連携した技術開発や人材育成、原発用送電線を活用した県内企業の参入促進、さらには地域貢献を進める仕組みの導入等に取り組んでまいりましたが、今後も県による送電網の増強や風力発電の大量導入、再生可能エネルギーによる水素製造など、全国に先駆けた施策に挑戦し、取り組みを一層強化してまいる考えであります。


保健福祉部長(井出孝利君)お答えいたします。


 高齢者が地域で活躍するための取り組みにつきましては、身近な地域で体操や趣味活動を行う集いの場づくりを支援するとともに、今年度は高齢者が主体となって健康づくりや住民間の交流などに取り組む町内会を支援してまいりました。
 新年度は、新たにモデルとなる取り組みを高齢者みずからが発表するとともに、参加者が健康づくりを体験できる県民大会を開催し、社会参加と介護予防の重要性を広く県民にアピールすることとしており、今後とも高齢者が生き生きと活躍できるようしっかりと取り組んでまいります。


農林水産部長(小野和彦君)お答えいたします。


 県産材の利用拡大につきましては、新たにさまざまな建築工法での活用が期待できる木製パネル部材などの加工施設の整備を支援するとともに、県産材の活用に積極的な工務店などと連携し、伐採から加工、建築に至る一連の工程を消費者が視察、体験する木めぐり探検ツアーを開催するなど、さらなる需要の創出に向けた情報発信に努めてまいります。さらに、木質バイオマスの利用促進に向けて、家庭用ペレットストーブ等の設置に対する支援を大幅に拡大してまいる考えであります。


土木部長(大河原 聡君)お答えいたします。


 福島空港公園の未整備箇所の利活用につきましては、これまで公園利用者等の意見を聞きながら、地域活動団体などとその方策を検討し、散策路の整備や自然を生かした遊び場づくり、体験イベントなどをともに行ってまいりました。
 今後は、これまでの協働による活動や公園の魅力発信をさらに充実させるとともに、地域の交流やウオーキングなどの健康づくりの場として、より多くの県民が安全に利用できる環境を整え、利活用の促進に取り組んでまいります。


文化スポーツ局長(安齋睦男君)お答えいたします。


 県民運動につきましては、身近なところから健康づくりを実践し、人も地域も笑顔で元気な福島を実現しようとするものであり、体験イベントの開催やウオーキング大会など、民間団体等が行う関連イベントの健民アプリによる周知等を行ってまいりました。
 今後は、誰もが継続的に健康づくりを実践できるよう、スポーツや笑いを通じて、体を動かすことの楽しさを体感する機会の提供、歩きやすいスタイルでの通勤の推奨などにより、県民一人一人に浸透を図り、気軽に楽しみながら取り組む県民運動として積極的に展開してまいります。
 次に、東京オリンピック・パラリンピックを契機とするスポーツ指導者の養成につきましては、競技力向上に向けた取り組みと、スポーツの裾野拡大に向けた取り組みが大切であると考えております。
 このため、競技力向上の推進役として特に期待される指導者をトップコーチに指定し、中央競技団体等が主催する専門的な研修に参加させるなど、指導力を国際レベルに高める取り組みをさらに推進するとともに、裾野拡大に向けては子供のスポーツ活動が活発に展開されるよう、関係団体と連携して、公認スポーツ指導者資格の取得を促進するなど、すぐれた指導者の養成に努めてまいります。


観光交流局長(橋本明良君)お答えいたします。


 海外からの観光誘客につきましては、外国人目線による情報発信や受け入れ態勢の整備を進めてまいりました。その結果、奥会津の原風景が人気となるなど、平成28年の本県の延べ宿泊者数は対前年比約1.5倍となったものの、震災前の約8割にとどまり、全国の延べ宿泊者数が震災前の約2.5倍に伸びている中、さらなる観光誘客に取り組む必要があると認識しております。
 このため、新たに台湾、タイのブロガー等、さまざまな分野で発信力のある約200名を招き、福島ならではの魅力を幅広く発信するなど、観光誘客に積極的に取り組んでまいります。
 次に、福島空港を利用した観光誘客につきましては、旅行会社への訪問活動や就航先からの視察ツアー等を実施し、観光客の利用促進に取り組んでまいりました。
 今後は、基幹路線である大阪便を利用した誘客をさらに強化するため、就航先でのイベントに出展し、温泉、自然、食などの本県が誇る魅力ある観光資源をPRするとともに、新たにメディアを活用した観光情報の発信にあわせてツアーを募集する事業を行うなど、福島空港を利用した観光誘客にしっかりと取り組んでまいります。


教育長(鈴木淳一君)お答えいたします。


 心に響く教育につきましては、人間関係が希薄化する中にあって、児童生徒が生きる力を育むために、学校と地域が連携することにより、心が動くような体験を積み重ねることが大切であると考えております。
 このため地域行事への児童生徒の参加や地域の人材の活用を図り、世代の異なる人間関係の中での学びをふやすなど、働くことや生きることのとうとさや喜びが実感できる体験活動を充実させることにより、児童生徒の心を動かし、生きる力を育む教育に努めてまいる考えであります。


議長(杉山純一君)これをもって、川田昌成君の質問を終わります。

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