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「福島県版ユニバーサルデザイン実現への提案」研究会員からのメッセージです(鈴木 典夫さん)

印刷用ページを表示する 掲載日:2013年12月1日更新
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福島版ユニバーサルデザイン実現への提案

町村社会を考えたユニバーサル・デザイン

鈴木 典夫

趣旨

都市空間だけのユニバーサル・デザインだけでなく

 事例を学ぶ時、それは、都市社会での先進性にふれることが多いようです。  すべての人々の地域社会を快適にしていけるようにと考え及ぶと、都市だけではなく、中山間地域でのユニバーサル・デザインも模索しなければなりません。  高齢社会に直面しているのも中山間地に多いのですから。

町村らしいユニバーサル・デザイン

 ユニバーサル・デザインは、すべての人々にとってよいデザインといえますが、どこに行っても同じという画一的社会をつくろうということではありません。だからこそなお、都市には都市の、町村には町村らしいユニバーサル・デザイン規格や企画が望まれてよいと考えます。

環境と共生したユニバーサル・デザイン

 心地よく暮らしていくための要素には、よい空気、よい土壌、きれいな水といった、共有財産ともいうべき自然環境のよさがあります。これらの要素を取り入れながら、快適な地域づくりをモデル的に進めていける地域に中山間地の存在があり、そこから都市社会が学ぶべき点もあるものと考えます。

提案

  • その地域の特産品や地場産業を生かし、ユニバーサル・デザインを考える。(まちおこし)
  • リーダーやグループを発掘し、自主的な企画を育てる。(人おこし)
  • 中山間地におけるユニバーサル・デザインのシンポジウムなどを開き、町村外の人々も呼び込んで、町村のよさをアピールする。
  • 集落単位でユニバーサル・デザインを考えた「おらが村のくらし計画」を議論してみる。

 自然の風景は、都市とは違った快適性を示してくれます。また、人々や自然のものとのふれあい・語り合いの中に、ほっとする感情があります。山間地のユニバーサル・デザインは心のふるさとづくりなのかもしれません。その中で、若い世代が町村の活性化のためにがんばる姿を見ることがあります。生き生きとした感情があります。そのような人がいれば、都市・中山間地を問わず、ユニバーサル・デザイン推進は可能だと考えています。

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