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「福島県版ユニバーサルデザイン実現への提案」研究会員からのメッセージです(佐々木 善壽さん)

印刷用ページを表示する 掲載日:2013年12月1日更新
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福島版ユニバーサルデザイン実現への提案

ユニバーサル・デザインセンター設立

佐々木 善壽

趣旨

福島県の可能性

 福島県は、首都圏に近く自然や種々の環境に恵まれていますが、生活環境や地域産業は、まだ、未発達のところがあり、東北でも住みやすさや地域地元のビジネス基盤はまだ遅れている部分が多々あるように思われます。主に行政関係によるインフラ整備は別としても、地域に根ざした製造業やテーマパーク、テナントビルほか専門店等のサービス業が、何か一方的に県外企業の黒船に翻弄されているかのように見えます。もちろん例外的に県外で活躍する企業も何社かありますが、福島県をリードする地域に根ざした精神的・経済的なインパクトがある企業はまだ少ないように思います。  全国的にもそうですが、東北でも各県がそれぞれ特色のある活性化や発展を果たしていますが、必ず民間(産業界)で、分かりやすい目に見えるコンセプトやインフラがその活性化をリードしています。他県と比べることがテーマの本質ではありませんが、宮城県でもない岩手県、秋田県、山形県と違う県民性、地域性を考えると、福島県の行政・民間・地域特性からのポジショニングとして、なかなか特徴や個性の出しづらい県民性の中で、21世紀UD(ユニバーサル・デザイン)立県のコンセプトは県内の各界各層に大きなインパクトを与え、未来博をしのぐ県民運動と活性化が期待できる可能性が大きいと考えます。

県民あげての総運動でUD元年のスタートを

 時代をリードしてきたIT産業が21世紀の入口で世界的な問題を起こしています。21世紀の時代を作るシステムやツールであるITデジタルが、グローバルな産業界のビジネストレンドを破壊しようとしている今こそ、ものづくりや経済の本質を考え直して、人と人・人と物・物と自然のあるべき姿、関係性をもう一度再構築することが迫られているのではないでしょうか。今まさに、先見性やリーダーシップが行政や産業界に強く求められていますが、ユニバーサル・デザインも正しく社会資源の再構築といわれるとおり、行政・産業界・市民の意識改革と新たな活性化の柱になり得る概念です。自然豊かな恵まれた福島県が21世紀に新たな県民意識と社会運動として、先進的なコンセプトへの県民あげての総運動として取り組むことは、物理的なインフラ整備もはるかに超えるインパクトを持って、先進県に負けないアイデンティーとして大きな成果をもたらすでしょう。これをぜひ県民市民運動にすべく早急に組織とコア施設が必要と考えます。まずこの行政的な施策上のインフラでようやく言葉として一般化しつつあるユニバーサル・デザインの動きを、県内の本格的な始動に導き、早く福島県のUD元年をスタートさせたいと思います。

提案

  • UD協議会
    • 民間組織を中心に、各団体・各業界を網羅した上に市民参加型にし、そこに行政が参加フォローする。
  • UD推進室
    • 県・市・町の行政レベルでそれぞれ設置。
    • 相談・情報・フォローの窓口として側面支援と行政の独自の取り組み展開を推進して、地域・業界の片寄りをなくす。
  • UDセンター
    • 街なかに市民の中にシンボル的に設置・設立。
    • 当初は貸ビルにテナントとしてスタートすることも可能と思う。事務局機能はもちろん、全体のコーディネイト・コントロール機能を持たせる。
  • UD県民大会
    • 県民運動としてのシンボルイベントとする。
  • UDアドバイザー
    • 運動のフォロー推進役として認定任命する。
    • 各種制度(人、物、金)との連携からも必要と思われる。

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