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会津地方17(北塩原村):今夜花火の見える湖に(ハマナカアイヅ)

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年7月22日更新

 裏磐梯の北塩原村から、福島の花火シーズンの幕開けとなる、第45回「裏磐梯火の山まつり」の様子をお届けしたいと思います。

 会場に着いたのは午後5時頃でした。普段は五色沼を一周するトレッキング客が主な利用者でしたが、この日は、この夏最初の花火大会を楽しもうと、県内各方部から観光客たちが殺到しました。
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 このまつりは、毎年7月21日に開催されます。1888年の磐梯山噴火で犠牲になった人々の慰霊祭としての意味も持っています。
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 当時では、人々が自然災害に対する認識が少なく、一部では磐梯山の噴火を「手長」と「足長」という2匹の妖怪の仕業という噂が流れていたと言います。

 さらに、かの名僧、弘法大師が二匹の妖怪を退治し、火の山と化した磐梯山を鎮火させたという物語が福島県内で知られています。

 会場では、「手長」、「足長」、そして「弘法大師」に扮した地元の住民たちがかなり気合の入った演技力でこの物語を再現させました。
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 うん~ちょっと気合を入れ過ぎたのではありませんか?まあ、これもご愛嬌です。
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 日が暮れと、いよいよまつりの本番が始まります。

 まず、鎮魂の灯篭を桧原湖に流し、犠牲者の冥福を祈ります。
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 そのあと湖畔に行う花火大会では、連続花火、メッセージ花火などがあがり、裏磐梯を幻想的な世界に包みこみます。
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 個人的一番感動したのは、なんとメッセージ花火を使ってプロポーズをした勇者が現れました!

 絢爛な花火によって彩った夜空に、二人の永遠の愛も打ち上げられたのかもしれません。

 見知らぬお二人さん、どうか末永くお幸せに。

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 小さな村で行われた、小さな花火大会。

 小さな生命が感じた、小さな幸せ。

 どうか今宵もいい夢を見られますように。

(投稿者:徐)

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