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浜通り09(南相馬市):相馬野馬追2014(ハマナカアイヅ)

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年7月29日更新

 ふくしまの夏祭りは、いよいよ幕開けとなりました。
 その先陣を切るのは、国の重要無形民俗文化財に指定されている相馬野馬追です。私としては、去年(2013年)に続いて2回目の観戦となります。
当日、県内外からの大型ツアーバスは続々と来場した どこまでも続く青空の下、野馬追が行われた

 晴天下の南相馬市では、県内外の大型ツアーバスが溢れていました。会場に押し寄せる人波が賑わいを見せてくれました。(後日の新聞記事によると、この日会場に訪れた観客は4万6千人とのことです。)
 福島県に来て一年以上が経ちましたが、これだけの人と出会うのは2013年の「東北六魂祭」以来です。大都市の騒々しさと違って、どちらかというとディズニーランドで夢見る観客のわくわくの気持ちと似ていました。
 活気に満ちたふくしまは、実に魅力的でした。
炎天下にも負けじと観戦する人たち 熱い声援を送り続ける観客たち

 相馬野馬追のハイライトは、なんといっても戦国時代武者を扮した騎手たちによる熾烈なレースを繰り広げる「甲冑競馬」や、450騎の騎馬武者が草原一面に駆け抜ける「神旗争奪戦」です。

 「甲冑を身に纏った騎馬武者の姿に“武士道”を感じました!」
 「馬たちが野原で疾走する姿はかっこいいです!」
 「暑い天気よりも、神旗を奪い合う騎馬武者たちの戦いはもっと熱かったで!」
 と、様々な角度から楽しめるのは、「相馬野馬追」の醍醐味だと思います。
風を切って、ひたすら疾走! 野馬追の魅力はここにあり

 今年は、強風の影響で御神旗はなんと場外に飛ばされたというハプニングもありました。
 「今のは無効!(競馬コースの)第三コーナーに変えて御神旗を打ち上げてくれ!」
 ――思わぬ事態に荒れる実況の声で、会場は笑いの渦に包まれました。
トリを飾る「神旗争奪戦」 強風で御神旗が場外に飛ばされたというハプニングも....

 こんな感じでいいですよ。
 だって、お祭りですもの。
夏祭りシーズンの始まりを告げる「相馬野馬追」 来年も来ようぜ!

 相馬野馬追」が終わると、南相馬市は再びのどかな日常に戻るのでしょう。
 「あの日に見た野馬追をもう一度見たい」と思って、その後も訪れてくる人もきっといるのでしょう。
 願わくば、「日常モード」の南相馬市と「お祭りモード」の南相馬市の風景を、両方ご堪能して頂きたいと思います。
 町の再生を目指して復興作業に力を惜しまぬ「日本人の姿」。
 伝統を守りぬいたお祭りから見た「日本人の心」。

 どうか、私が見て感じたことを、共感してください。

(投稿者:徐)

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