中通り13(玉川村):玄関先の風景(ハマナカアイヅ)
福島県の中通りに位置する、玉川村。
インターネットで検索しても、福島県とゆかりのある人以外になかなか認識して頂けないのかと思いますが、ここは福島空港の所在地です。(空港自体は、須賀川市と玉川村にまたがっています。)
いわば、ここは福島の「玄関」です。
(玉川村へのアクセスとなります。)
先日、通訳の仕事で玉川村に行きました。
乗り換えのため、JR郡山で偶然にもプレDC(デスティネーションキャンペーン)宣伝のため駆けつけてきた玉川村のゆるキャラ・クックちゃんに会い、遠慮なくツーショットを撮らせて頂きました。
空港のある町は、極めて賑やかだと思われがちですが、それはあくまで巨大なハブ空港に限ります。
私の実家は上海の浦東空港から車で30分間の所にありますが、やはり人口が密集しており、年がら年中、賑やかさを取り越して、場合によって不快感すらもたらす騒音に満ちています。
玉川村は、全然違います。
静かな暮らしが一番な魅力なところだと、私が思います。
田植えを終えたばかりの田んぼを眺めて、なんだか気持ちいいです。
自然に囲まれた生活をずっと憧れていましたから、時々みどり豊かなところに行って、「息抜き」をしたりしています。
あっ、別にストレスが溜まっているわけではありません。私にとっては、ご当地グルメを食べることこそ、一番の幸せなんです。
驚くことに、玉川村の公共施設はとても立派です。
村の役場に比べたら、その違いはまさに「一目瞭然」です。
実際に中に入って見学してみたら、
中身も充実しており、子供からお年寄りまで、誰もが楽しめるコンテンツがいっぱい溢れています。
人口7000人未満の小さな村に、デカい夢と希望がいっぱい詰っていると感じました。
「夢」と「希望」と言えば、やはり子供を連想しますね。
玉川村の第一小学校といずみ幼稚園を見学しました。
私は留学を終えて帰国した年は、妹がまだ幼稚園の年中組でした。そして、去年福島に赴任した当時、妹は晴れて小学生デビューしました。
幼稚園児や小学生は割りと近い存在でした。
それでも、玉川村の子供たちの学園生活に驚きました。
園児たちの素敵な歌声や、童心溢れる絵画は、歳相応の可愛らしさを完璧に表現しました。
一方、昨年建校140年周年を迎えた小学校では電子黒板を使った授業や、パソコンを駆使して米の作りに関する知識を勉強するなどといった、都会に比べても遜色ない取り込むに頷けます。
私は、玉川村の子どもたちはとても幸せだと思います。
自然に育てるゆえに、子供の純粋さを失わずにいられるからです。
福島の玄関先では、多忙を極めたメトロポリス的な生活はありません。
そのかわりに、のどかな、どこか懐かしく感じさせてくれる日々が続きます。
願わくは、福島空港から上海便が復活することです。
学業に苦しむ私の妹を、玉川村の小学に短期留学させたいくらい、その日を待ち望んでいます。
(投稿者:徐)