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完全移行後の外来診療について

印刷用ページを表示する 掲載日:2024年4月1日更新

1 新型コロナ対応における外来対応医療機関の登録状況と完全移行に向けた着実な準備について

厚生労働省は令和6年4月からの通常の医療提供体制への完全移行に向けて全国の外来対応医療機関の目標値として、季節性インフルエンザへの対応実績のある6.4万医療機関(全国約9.7万保険医療機関(医科)の約66%)と設定しました。

福島県は県内1206の保険医療機関(令和5年12月時点)のうち71.1%の858医療機関から外来対応医療機関として協力を得られたことにより、通常の医療提供体制への完全移行の準備を進めることができました。

令和6年4月からは外来対応医療機関という限られた医療機関ではなく、通常の医療提供体制の中で内科等標榜医療機関(内科系、小児科、耳鼻咽喉科)が主に発熱患者等(感染症による)へ対応する形へ移行しております。

 

上記数値は「厚生労働省への報告数や公表時の数値」、「地方厚生(支)局 保険医療機関(医科)の管内指定状況等一覧」などを基に本県独自に算出した数値となります。
(内科系、小児科、耳鼻咽喉科を標榜している986保険医療機関を対象とした場合の指定率は8割以上、やむを得ず対応が困難な医療機関を除いた場合には9割以上から協力を得られています。)

 

2 完全移行後(令和6年4月以降)の受診について※令和6年3月31日時点の内容となります。

通常医療へ完全移行後の受診に関することについて下記のとおり案内いたします。

 

問1 5類感染症に変更となったので、全ての医療機関で診察する必要があるのではないですか。

問2 外来対応医療機関の公表はいつまで続くのですか。

問3 新型コロナの治療薬はいつまで公費支援が続きますか。

問4   4月からの受診についてはどのように行えばよいですか。

問5 事前予約やマスク着用などの基本的な感染対策を行わないで受診した場合どのようなことが懸念されますか。 

問6 医療情報ネットではどのような医療機関を検索すればよいですか。

問7 子供が夜間に発熱し受診の必要性について相談したい場合はどうすればよいですか。

問8 自宅療養中に症状が悪化した場合は何処に相談すればよいですか。

問9 大型連休期間中に受診が必要となった場合にはどうすればよいですか。

問10 感染拡大時の受診で注意する点はありますか。

問11 感染拡大に備えて準備していたほうがよいものはありますか。

問12 罹患後症状に関することについて知りたいのですが。

 

問1 5類感染症に変更となったので、全ての医療機関で診察する必要があるのではないですか。

厚生労働省は季節性インフルエンザへの対応実績がある6.4万医療機関(全保険医療機関の約66%)を外来対応医療機関の目標値としており、全ての医療機関を対象とはしていません。

医療機関の中には内科系や小児科、耳鼻咽喉科を標榜しておらず、整形外科や精神科などを専門としている場合があり、新型コロナ発生前から感染症を原因とする発熱等の症状のある患者さんへ対応を行っていない場合もあります。また、内科系や小児科、耳鼻咽喉科を標榜している医療機関でもやむを得ず対応が困難と考えられる医療機関(健診施設や短時間開設の出張診療所など)もあります。

厚生労働省は「位置づけ変更後の応招義務」について「診療が困難な場合は少なくとも診療可能な医療機関への受診を適切に勧奨する」よう示しています。

 

【位置づけ変更後の応招義務の考え方について】※厚生労働省「新型コロナウイルス感染症への対応について(医療機関向けのリーフレット)」より

新型コロナウイルス感染症に係る医師等の応招義務については、緊急対応が必要であるか否かなど、個々の事情を総合的に勘案する必要があります。
その上で、患者が発熱や上気道症状を有している又はコロナにり患している若しくはその疑いがあるということのみを理由に、当該患者の診療を拒否することは、応招義務を定めた医師法(昭和23年法律第201号)第19条第1項及び歯科医師法(昭和23年法律第202号)第19条第1項における診療を拒否する「正当な事由」に該当しないため、発熱等の症状を有する患者を受け入れるための適切な準備を行うこととし、それでもなお診療が困難な場合には、少なくとも診療可能な医療機関への受診を適切に勧奨すること。

 

問2 外来対応医療機関の公表はいつまで続くのですか。

令和6年4月1日から通常の医療提供体制へ完全移行しておりますので、同年3月31日に公表を終了しております。

 

問3 新型コロナの治療薬はいつまで公費支援が続きますか。

令和6年3月までの対応となります。4月以降は新型コロナの治療薬に対する公費支援は終了し、医療保険の自己負担割合に応じた負担となります。

 

 

問4  4月からの受診についてはどのように行えばよいですか。

4月以降につきましても引き続き事前予約を行い、マスクを着用するなど基本的な感染対策を行ったうえで受診してください。

かかりつけ医をお持ちの方は今までと同様にかかりつけ医へご相談のうえ受診いただき、かかりつけ医が対応できない場合やかかりつけ医がいない場合には、「医療情報ネット」※や「医療機関のHP」を確認し、最寄りの医療機関へご相談のうえ受診してください。

 

  

※全国統一的な情報提供システムへ移行後の運用

現在のふくしま医療情報ネットは令和6年4月1日から全国の医療機関・薬局情報検索ウェブサイト「医療情報ネット」へ移行し、福島県内だけではなく全国の医療機関や薬局が検索可能となります。

医療情報ネットURL ※令和6(2024)年4月1日以降、閲覧可能
(厚生労働省管理の外部ウェブサイトに遷移)

【全 国TOP】https://www.iryou.teikyouseido.mhlw.go.jp​

​​【福島県TOP】https://www.iryou.teikyouseido.mhlw.go.jp/znk-web/juminkanja/S2310/initialize?pref=07

  ※全国TOPで「福島県」リンクを押下すると福島県TOPに移動(遷移)します。


〈参考リーフレット 医療情報ネットのご案内1〉

 

〈参考リーフレット 医療情報ネットのご案内2〉

 

 

問5 事前予約やマスク着用などの基本的な感染対策を行わないで受診した場合どのようなことが懸念されますか。

重症化リスクの高い患者さん(高齢の方や基礎疾患のある方など)へ感染した場合、重症化してしまう危険性があり、ご自身も様々な感染症へ感染するリスクを負うことにもなります。

また、医療従事者へ感染してしまい院内感染が発生した場合には、休業を余儀なくされ、治療の必要な患者さんへ医療を提供できなくなり、また、医療機関も休業による経済的な損失を被ることになってしまいます。

そのため、4月以降も事前に医療機関へ相談を行い、予約が取れたうえでマスクを着用するなど基本的な感染対策を行ったうえで受診しましょう。

 

 

問6 医療情報ネットではどのような医療機関を検索すればよいですか。

診療科目で内科系、小児科、耳鼻咽喉科を標榜している医療機関を検索してください。

また、医療機関の中には「基本となる時間・外来受付時間の外来特記事項」へ、発熱外来の対応内容を掲載している場合もありますので、掲載がある場合には内容をご確認いただき、医療機関へご相談ください。

※下記については「医療情報ネット」へ移行後のイメージとなります。(4月以降)

 

 

 

問7 子供が夜間に発熱し受診の必要性について相談したい場合はどうすればよいですか。

福島県こども救急電話相談(#8000又は024-521-3790)へご相談ください。※毎日午後7時~翌朝8時まで(15歳未満へ対応)

電話相談では子どもさんの様子をお聞きし、家庭で可能な対処法などについてのアドバイスを行い、必要があれば受診可能な医療機関を案内します。

 

問8 自宅療養中に症状が悪化した場合は何処に相談すればよいですか。

まずは受診先の医療機関へご相談してください。

医療機関へ繋がらない場合や医療機関を受診しておらず、検査キットや市販薬により自宅療養中の場合に急に症状が悪化した際には福島県救急電話相談(♯7119又は024-524-3020)へご相談ください。※毎日24時間対応

電話相談では受診や救急車要請の必要性に対して専門家による助言が受けられます。

 

問9 大型連休期間中に受診が必要となった場合にはどうすればよいですか。

(1)かかりつけ医がいる方
事前に医療機関の院内掲示などにより大型連休期間中の対応状況を把握いただき、受診が必要となった際には事前予約を行ったうえで受診してください。

(2)かかりつけ医がいない方やかかりつけ医が対応できない方
大型連休期間中の対応状況については「医療機関のホームページ」や「市町村の広報誌・ホームページ」、「医療情報ネット(休日当番医の確認)」から、最寄りの医療機関の対応状況をご確認いただき、受診が必要となった際には事前予約を行ったうえで受診してください。

 

問10 感染拡大時の受診で注意する点はありますか。

感染拡大時には重症化リスクの高い方を円滑に受診に繋げつつ、医療ひっ迫を回避することが重要になります。

重症化リスクの低い方で軽症の方は引き続き、市販薬や抗原検査キットによる自己検査を活用のうえ、自宅療養での回復に御協力をお願いいたします。

また、医療機関が発行する検査の結果を証明する書類診断書を求めるために受診することは、医療ひっ迫に繋がりますのでお控えください。

 

問11 感染拡大に備えて準備していたほうがよいものはありますか。

感染拡大時には発熱患者等の増加により、医療機関へすぐに受診できない場合も想定されます。
また、感染した状況で外出することは二次感染を発生させる可能性もありますので、市販薬等を事前に準備しておきましょう。

【市販薬】
発熱等の症状が現れた際に備えて、解熱剤等の市販薬を常備しておきましょう。

【抗原検査キット】
自己検査が行えるよう抗原検査キットを備えておきましょう。※国が承認した「体外診断用医薬品」または「第1類医薬品」と表示されているものを選んでください。「研究用」は国が承認したものではありません。

【食料品・日用品の備蓄】
感染した場合に備えて、ゼリーなど体調がすぐれない時でも食べやすい食料(5~7日分)やトイレットペーパーなどの日用品を備蓄しておきましょう。

 

問12 罹患後症状に関することについて知りたいのですが。 

厚生労働省ホームページ「新型コロナウイルス感染症の罹患後症状(いわゆる後遺症)について」及び県ホームページ「新型コロナウイルス感染症の罹患後(りかんご)症状(いわゆる”後遺症”)について」において罹患後症状に関する情報を発信しております。