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Q8 水道水に色がついてる!

印刷用ページを表示する 掲載日:2013年12月1日更新

水道水に色がついてる!

白い水や白いお湯が出る。

(1) コップ等に水を入れておくと、下の方から透明になり白濁がなくなっていく場合

     この場合は、濁りの原因は空気ですから心配ありません。
     これは、蛇口から水道水を勢いよく出すと蛇口内部が負圧となるため、蛇口の上部から空気を吸い込み、それが細かな気泡となって白く見えることがあるためです。
     また、給湯用の蛇口からのお湯では、水が加熱されると水中に溶け込んでいる空気が溶けていることができなくなり、気泡となって現れるため白く濁って見えることがあります。
     これらの気泡はとても小さいため、はじめは濁って見えますが、しばらくすると徐々に下の方から透明になっていきます。

(2) 放置しても白濁が消えない場合

     給水管に亜鉛メッキ鋼管を使用している場合にも白濁が見られることがあります。
     亜鉛メッキ鋼管を使用していますと、メッキの亜鉛が溶け出して白い水が出たり、また、沸かすと白くなったりすることがあります。
     対策としては、給水管内に水が溜まっている時間が長いほど発生しやすく、味も悪くなったりしますので、朝の使い始めの水は捨てるか、飲用以外の用途に使用した方がよいでしょう。
     なお、亜鉛は人間にとって必要な栄養素の一つで、必要量以上を摂取しても体外に排出されることから、事故などで多量に摂取した場合等を除き、あまり心配されることはありません。

タオルが青く染まる。

     給湯管や湯沸かし器に使用されている銅管の内面が新しいと銅が溶けだして、洗濯物などが青く染まることがあります。
     銅は人間にとって必要な栄養素の一つで、ほ乳類に対しては蓄積性がないため慢性中毒の恐れは少ないと言われています。
     しかし、朝に湯沸かし器を使い始める時などは、水中に銅が多く溶けだしているかもしれませんので、しばらく銅管内の水を流してから使用するようにした方がよいでしょう。
     なお、水道水の銅の水質基準値は味や色の観点から1.0mg/Lとされています。