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放射線科の検査と機器

印刷用ページを表示する 掲載日:2013年12月1日更新

放射線科の検査と機器

X線CT
   CT(Computed Tomography:コンピュータ断層撮影装置)とはX線で体の断面図を撮影する装置です。体の内部構造や病変を精密に検査する手段で、診断や治療にたいへん役立ちます。検査はほとんど苦痛を伴いませんが、息止めや体を動かさないなどの制約があります。 当院のCTは平成18年10月から稼動した最新鋭の8chマルチスライスCT(Ge社製 Bright Speed Edge)です。この装置は、瞬時に細かく8断面が撮影できますので、従来よりも撮影時間の大幅な短縮が可能になりました。 たとえば全肺野では6秒程度、腹部~骨盤腔でも10秒程度なので、1回の息止めで撮影することができます。多くの情報を短時間に得られ、そのデータをもとに様々な断面を表示させたり、血管や骨、臓器などを立体表示をさせることが可能になり、体の状態や病変の正確な位置や大きさ、形状が短時間でわかり、診断精度がより向上いたしました。 また最新技術により、検査に最適でより少ないX線量での検査や仮想内視鏡、内臓脂肪測定のソフトウェアも搭載しています。
X線CT
MRI
  当院のMRIの特徴は                        
  1  従来のようなトンネル型ではなく、支柱1本のオープン型で開放感があります。検査時の振動音も従来のものに比べて格段に静かで、患者様にとりまして、より優しく安心して検査を受けて頂けます。
  検査中の患者様の表情や呼吸の様子など容態を容易に観察できる点、例えば小さなお子様や容態が不穏な患者様の場合などに付き添うことができるなど、より安全に検査ができます。
  超伝導磁石を用いず、永久磁石により垂直磁場を形成することにより、信頼性にすぐれています。
  最新技術により、鮮明で高品位な画像情報を提供することができます。また、今まで対応できなかった各種検査法に対応できます。例えば、胸腹部、胆道系や急性期の脳梗塞診断に有効とされる拡散強調画像(Dwi)、MR透視などにも対応できるようになります。
  MRI1MRI2
一般撮影
   内科系(胸部、腹部など)や骨一般系の2つの撮影室で検査をします。当院ではいずれもCr(Computed Radiography)を使用しています。 Crとは体を通過したエックス線をコンピュータを使って処理することで、安定した高品位のデジタル画像を得ることができる装置です。また従来のエックス線検査より低被爆を実現しています。(Calneou、Protect、Xl-2X2 Fuji製)
4 乳房撮影
 

 乳房撮影(マンモグラフィー)は乳房を圧迫しながら乳房専用の撮影装置を使って撮影します。圧迫には多少の痛みが伴う場合がありますが、圧迫することでがんができやすい乳腺組織を広げて見やすくし、被爆線量も少なくすることができます。

(Lorad M-4)

  マンモグラフィー
デジタルX線TV
   エックス線を使って体の中を見ながら検査を行う装置で、一般に透視装置とも言われています。バリウムを使って胃や大腸の検査をしたり、カテーテルを使った胆道系の検査や、神経根ブロックなどの整形の検査に用いられます。当院の装置はデジタル方式で低被爆で鮮明な画像を現像処理なしに得ることができます。 また、Dsa(Digital Subtraction Angiography)にも対応しており血管造影検査も行うことができます。
  デジタルX線TV   
骨塩定量検査
   ごく微量のエックス線を用いて骨の中の骨塩量と骨密度量を正確に測定します。骨粗鬆症の診断、経過観察に用いられます。
画像情報システム
 

 検査によって得られた画像情報を各診療科にリアルタイムで配信するシステムです。 画像サーバーと35台配置したネットワーク端末で、一般撮影、CT、MRI、内視鏡、超音波などの画像情報を検査終了直後に各診療科に提供できます。当院では、モニタ診断によりほとんどの画像情報はフィルムレスで運用しています。 このような画像情報システムで、検査効率、検査制度の向上を実現しています。患者様にとりましては、わかりやすい検査結果の説明や待ち時間の短縮、診療材料費の低減などのメリットがあります。


<連絡先>南会津病院〒967-0006 福島県 南会津郡南会津町永田字風下14-1 電話:0241-62-7111 Fax:0241-62-0200 minamiaidu.byouin@pref.fukushima.jp