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保安林の管理

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年9月6日更新


保安林とは

保安林とは、水源のかん養,土砂の崩壊その他の災害の防備、生活環境の保全・形成等、特定の公共目的を達成するため、農林水産大臣または都道府県知事によって指定される森林のことです。

保安林の役割

森林の役割は木材を供給するだけではなく、水をはぐくみ、災害を防ぎ、心に安らぎや潤いを与えるなど重要な働きを担っています。こうした森林の中で、特に重要な役割を果たしているのが保安林です。私たちが日頃なにげなくすごしている生活の影でも保安林が役に立っています。

保安林の種類

保安林の種類は、その果たす役割別によって17種類あります。その内訳は下記のとおりです。
また、1~3は農林水産大臣が、4~17は都道府県知事がそれぞれ指定します。 

1 水源かん養保安林 
水源地の森林が指定されます。その流域に降った雨を蓄え、ゆっくりと川に流すことで、いつも平均した川の流れを保ち、安定した水の確保に効果を発揮します。また、洪水や渇水を防止する働きもあります。

2 土砂流出防備保安林 
樹木の根と地面を覆う落ち葉や下草が、雨などによる表土の浸食、土砂の流出、崩壊による土石流などを防ぎます。

3 土砂崩壊防備保安林 
山地の崩壊を防ぎ、住宅や鉄道、道路などを災害から守ります。

4 飛砂防備保安林 
砂浜などから飛んでくる砂を防ぎ、隣接する田畑や住宅を守ります。

5 防風保安林 
風の強い地域で、田畑や住宅などを守る壁の役割を果たし、風による被害を防ぎます。

6 水害防備保安林 
洪水時に、氾濫する水の流れを弱め、漂流物による被害を防ぎます。

7 潮害防備保安林  
津波や高潮の勢いを弱め、住宅などへの被害を防ぎます。また、海岸からの塩分を含んだ風を弱め、田畑への塩害などを防ぎます。

8 干害防備保安林  
簡易水道など、特定の水源を守り、水が涸れるのを防ぎます。また、きれいな水を供給します。

9 防雪保安林 
吹雪から道路や鉄道を守ります。

10 防霧保安林  
霧の移動を押さえて、農作物の被害や自動車事故などを防ぎます。

11 なだれ防止保安林  
なだれ発生を防ぎます。また、なだれが発生した時にはその勢いを弱め、被害を防ぎます。

12 落石防止保安林 
落石を斜面の途中で止めたり、木の根によって岩石を安定させたりして、被害や危険を防止します。

13 防火保安林 
燃えにくい樹種を配置し、火災の延焼を防ぎます。

14 魚つき保安林  
水面に陰をつくったり、流れ込む水の汚濁を防いだり、養分の豊かな水を供給するなどによって魚の繁殖を助けます。

15 航行目標保安林  
船舶の航行の目標となって安全を確保します。

16 保健保安林  
森林レクリエーションの活動の場として、生活にゆとりを提供します。また、空気の浄化や騒音の緩和に役立ち、生活環境を守ります。

17 風致保安林  
名所や旧跡、趣のある景色などを保存します。

4飛砂防備・9防雪・10防霧・13防火の保安林は福島県では指定されていません。

保安林の歴史

現在の保安林制度は明治30年4月6日の森林法の制定をもって始まります。 
江戸時代の留山・留木制度江戸時代における森林保全(保安林)の制度が、留山・留木制度であります。
留山制度は一山すべてを入山禁止・ 制限し森林の取り立てを図った制度です。
留木制度は特定の樹種を指定し伐採を禁止・制限した制度です。

福島県の民有保安林の面積

平成29年3月末現在(兼種保安林は除く)
水源かん養保安林     70,815ha
土砂流出防備保安林    38,784ha
土砂崩壊防備保安林       675ha
防風保安林             196ha
水害防備保安林           73ha
潮害防備保安林          200ha
干害防備保安林                  1,016ha
なだれ防止保安林               1,153ha
落石防止保安林          152ha
魚つき保安林             3ha
航行目標保安林            2ha
保健保安林             899ha
風致保安林             125ha  

合計             114,093ha

保安林内の行為制限

保安林内において、立木を伐採する場合や、家畜の放牧・土石・樹根の採掘・開墾その他の土地の形質を変更を行う場合には、あらかじめ知事の許可を受けなければなりません。

森林の写真

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