港の美化活動

　海辺のゴミが問題になっています。最近では、マイクロプラスチック（微細なプラスチック類）による海洋生態系への影響が懸念されるなど、世界的な課題として注目されており、ここ相馬港も例外ではありません。

　海のゴミは様々な問題を引き起こします。例えば、

○水分、塩水、汚れがついてリサイクルが困難になる

○紫外線などで劣化して小さな破片になると回収するのが大変になる

○景観が損なわれる（観光への影響）

○ゴミが漁場の網に混入

○ゴミに起因する船舶事故の危険性（プロペラへ巻き付いてしまうなど）

○ゴミを回収処理するための費用負担

などです。

　相馬港においては、次のような取り組みが行われています。

（その１）パトロールによる回収

　事務所では、定期的にパトロールを行い、港や海岸のゴミを回収しています。

（その２）ボランティアによる回収活動

　釣りや観光で港を訪れた人によるゴミのポイ捨て、マナー違反が問題となっていることを受け、相馬港・松川浦漁港の美化活動、適正な利用のための啓発活動を目的としたボランティア団体「相馬マリンサポーター」が令和３年３月２２日に設立されました。

令和３年第１回目の活動が４月２５日行われ、可燃物６０kg、不燃物７０kgが回収されました。

美しい港を守るため、取り組みへの御理解と御協力をお願いします。