ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
FUKUSHIMA NOW VIDEO ふくしまの今を知る動画スペシャルサイト

このサイトについて


ホーム > 復興・未来 > 復興・再生 > 福島県知事メッセージ「2026年3月11日のメッセージ」

福島県知事メッセージ「2026年3月11日のメッセージ」

掲載日:2026年3月11日更新

◆この動画は、東日本大震災及び原子力災害から15年を迎える令和8年3月11日に、内堀雅雄福島県知事が公表するメッセージです。
震災への関心が薄れる中、私たち県民は、犠牲になられた方々のご冥福をお祈りするとともに、復興への思いを新たにするため、平成24年3月11日以降、毎年、公表しています。

◆令和7年度 3.11ふくしま追悼復興祈念行事の概要
https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/kikaku-311-2026.html

◆福島県知事メッセージ「2026年3月11日のメッセージ」

東日本大震災と原子力発電所の事故から15年を迎えました。
あの時、皆さんは何歳でしたか? まだ生まれていなかった皆さん、お父さんやお母さんは何歳だったでしょうか?
月日を年齢に置き換えると、その重みをずっしりと感じます。

2011年3月11日、 多くの尊い命と穏やかな暮らしが奪われ、私たち県民の日常はあらゆる面で一変しました。
あまりにも甚大な被害に見舞われ、刻々と状況が変化する時の流れに、 私たちの心の中の時計が追いつかず、不安や葛藤にさいなまれながら、もがき続けた日々。 それでも、私たちは一歩一歩、歩みを進め、福島の今の姿を共に築いてきました。
決してあきらめない強い意志と、励まし合う温かさは、私たちが手に入れた誇り「ふくしまプライド。」です。

「僕は、強く願っている。未来の福島に、浜中会津の三地方が笑顔いっぱいに溢れていることを!」
(田村市立都路中学校 石井 琉生さん「未来への手紙」)

15年前、今の福島を想像することができたでしょうか。 かつて県土の12%に及んだ避難指示等区域は、今や、2.2%に縮小しています。
長期間にわたり帰還が困難とみられていた地域でも、 環境回復を進め、インフラ、住まい、医療や買い物環境を整えることで、人々の営みが戻りつつあります。
今なお厳しい状況にある避難地域の産業についても、 福島イノベーション・コースト構想により、課題解決に挑戦する企業が増えつつあります。
全県で見れば、県産農産物の輸出量や移住者数、観光客入込数が、過去最高を更新しています。 笑顔あふれる福島に向かって、光は確実に大きくなっています。

一方で、今も古里に戻ることのできない方々がおられます。 避難指示が継続し、時間が止まったままの場所があります。
古里に戻られても、かつての賑わいを思い、さびしさを募らせている方々がいらっしゃいます。
東京電力福島第一原子力発電所の廃炉作業は、毎日約4千人もの方々が懸命に取り組んでいますが、 まだまだ長い時間がかかります。
中間貯蔵施設に搬入された除去土壌等の県外最終処分は、法律に定められた期限まで、 残り19年を切ろうとしていますが、
県民の皆さんがその見通しを実感できる状況に至っていません。
原子力災害に伴う風評は全県に影響を及ぼし続け、福島は、他の地域と同じスタートラインに立つために、特別な努力が求められています。
様々な課題が山積しており、残念ながら未曽有の複合災害はいまだ現在進行形のままです。

さらに、15年という歳月は、記憶の風化という問題も私たちに突きつけています。

「人、物をなくした人がたくさんいる。だから、『わからない』はダメだと思った。」
(南相馬市立鹿島中学校 森 彩菜さん「未来への手紙」)

震災を経験した私たちは、未来を担う子どもたちに、 決して忘れてはならない大切な記憶と教訓のバトンをつないでいかなければなりません。
あきらめずに未来を目指してきたこと。 人と人が支え合えば前に進めること。 絶対の安全はないこと。 固定観念にとらわれず、あらゆる場面を想定し備えること。 そして何より、自分の命を守ること。

「美しい風景や文化を次の世代にも引き継ぎ、若者が希望や誇りを持って福島県の未来を築いていく。
そんな誰もが笑顔で過ごせる復興のシンボルとなるように、過去の痛みを力に変え、輝く福島県の未来を心から願っています。」
(二本松市立岩代中学校 菅野 明人さん「未来への手紙」)

福島県民栄誉賞第一号の登山家、田部井淳子さんは、東日本大震災後、病いを抱えながらも、高校生たちと富士登山に挑み、
「一歩ずつ前に進めば、必ず頂上にたどり着ける」ことを、私たちに身をもって教えてくださいました。
復興への道のりは、これからも長く厳しい戦いが続きます。
「一歩、一歩、前へ」 私たちは、田部井さんの教えを胸に、 一人一人の歩幅を思いやる「やさしさ」を持って、
一歩一歩を大切にしながら、前を見据えて歩みを進めます。

今年、福島県は誕生から150年を迎えます。
幾多の困難を乗り越え、今の福島県を築き上げてくださった先人たち、 どんなに厳しい状況でもあきらめず、努力を積み重ねてこられた県民の皆さん、
そして、福島に心を寄せ、一緒になって歩んでくださる国内外のすべての方々に、 今、心からの感謝、「ありがとう」を伝えます。
皆さんと共に、心と力を合わせて、挑戦を続け、必ず希望と笑顔あふれる福島を築くことを、 15年目の今日、ここに誓います。

令和8年3月11日

福島県知事 内堀 雅雄

◆田部井淳子(たべいじゅんこ)氏 1939年、福島県三春町生まれ。
1975年に女性として世界で初めてエベレスト登頂に成功し、後に女性初の七大陸最高峰制覇も成し遂げた、日本を代表する登山家。
山岳環境の保護にも尽力し、1991年には福島県県民栄誉賞の第1号に輝く。
晩年は病と闘いながらも、東日本大震災で被災した東北の高校生を勇気づける富士登山を継続するなど、生涯を通じて山と人への深い愛情を貫いた。(2016年逝去)


ページトップへ戻る

このサイトに掲載の動画をイベント等で放映したいなど、ご活用いただける場合は、「福島県広報課」までご連絡下さい。お問合せはこちらから

お問い合わせ先
福島県広報課 〒960-8670 福島県福島市杉妻町2番16号
電話:024-521-7015 FAX:024-521-7901

Copyright © 2020 Fukushima Prefecture.All Rights Reserved.

福島県公式YouTube