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03:パベル・クラエフ さん(カナダ)

 今年の2月、日本を襲った3月11日の三重災害からの復興努力を学ぶために、相馬スタディツアーに参加しました。

 今回は、私の勤務地福島市から始まり、最初に放射能情報プラザに行きました。情報プラザに行くのは初めてでしたが、驚きました。大通りにあるのですが、場所の表示がありません。プラザには、現在の放射線状況に関する情報が溢れていて、放射線モニタリング機材があり、質問に答えてくれる専門家がいました。日本の方たちが状況を学ぶことができる素晴らしいリソースですし、海外にも同じ情報が伝われば良いと思いました。福島が安全なことを理解する一助になると思います。 

 バスに乗って、すぐ相馬に着きました。地元風の海鮮ランチを取り、漁業の現状を知るために、漁業組合に向かいました。魚類の放射能汚染モニターの状況と漁場再開についての情報が多いですが、ある事実に驚愕しました。福島沖では、震災前、700隻の漁船が操業していましたが、現在、数十の船が環境モニタリングに参加しているだけなのです。これを知って、悲しいと思いましたが、海岸沿いの人々に災害が与えた影響を理解しました。

 その後、津波で深刻な被害を受けたイチゴ農園に行きました。美味しいイチゴを摘んでから、神社と東北三大祭りの一つ相馬野馬追で走る馬の馬小屋を訪れました。7月に観戦するのを楽しみにしています。長い一日が終わり、一泊しました。

 翌朝、胸が痛む経験をしました。バスに乗り、津波に襲われた海岸に行きました。途中、住民の帰宅が日中だけ許され、自宅に泊まることができない地域を通りました。前回のスタディツアーのように、土台から流されコンクリートだけが残る家々を見ました。 禁止されているため、3年経った今でも、修理されていない家を見ることもできました。誰も戻ってきて、手をかけないので、ひっくり返ったままの車もありました。福島第一原発から10kmの地点で、津波が迫ってくるときにそこで撮った写真をガイドの方が見せてくれました。写真の海岸に立つ家々と現実の岩肌を見るのは、辛いことでした。
tsunami

 相馬と南相馬の現状を知ることは、深刻な経験でしたが、ツアーの最後に希望の印が見えました。南相馬のアグリパークを訪れました。そこには、元東京電力執行役員が設立した、子供たちがデモンストレーションを通して、太陽光発電と再生可能エネルギーについて学ぶことができる交流センターがありました。彼の新しい使命に対する熱意と情熱は、  素晴らしく、この二日間話をした相馬市の住民にも同じような気概が見えました。このような人達のご尽力で、以前よりも良い地域になると思います。再訪し、支援できる日が待ちきれません。

 2枚写真を添付しました。1枚は、津波被災地の前の写真で、もう1枚はアグリパークでの写真です。

 ご愛読、ありがとうございました。

アグリパーク
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