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誇りに思う

ウィリアム・ヴォスバーさん

名前:ウィリアム・ヴォスバー

国籍: ニュージーランド

福島県国際交流員
(2013年08月~)

任期中滞在先:福島市

メッセージ

 福島に来てから一年以上が経ちました。その間に、数えきれないほどの素晴らしい経験をしてきて、新しい友達がいっぱいできて、この素敵な場所での生活を楽しんでいます。

 福島に行くのを躊躇う人の気持ちは分かります。「福島に住むのは安全なのか?」 「福島県産の食べ物は安全なのか?」震災直後からここに住んでいる人も同じ不安を抱いてきました。

 福島県民はさまざまな苦難を経験してきたのですが、その中では特に辛いのは福島に対する風評被害だと思います。「福島」って聞いただけで、困った顔をして、後ずさりまでする人がいます。同じような判断をする前に自分でちゃんと調べてほしいです。そうすれば福島は安全だということが分かるはずです。避難区域以外、福島における環境放射線量は中国やニューヨークなどの数値と比べてたいして変わりません。福島の食べ物はしっかりしたモニタリング検査を受けており、安全が確認されたものだけが流通しています。 

 上記などの理由で福島を避けるのは本当にもったいないと思います。一回だけでもいいから、是非福島に来てください。そうすればきっと福島の魅力を自分で見つけることができるはずです。美しい景色、豊かな歴史、美味しい食べ物、私にとっての一番の魅力は福島県民自身です。福島の皆さんは私を優しく迎えてくれました。前向きで、一丸となり復旧復興に全力を注いでいます。福島県民をとても尊敬しています。

 私の第2の故郷である福島県を誇りに思います。これから当分福島で暮らしたいと思っていますし、もし離れる時が来れば、福島は永遠に私にとって特別な場所であり続けることを確信しています。

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