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平成27年度 県民提案・回答 農林水産に関すること

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年3月18日更新

平成27年度 県民提案・回答 農林水産に関すること  

平成28年3月10日 農産物の放射線量表示について

農産物の放射線量表示について

(提案)

 福島県産の果物や野菜には、一つ一つに、ガイガーカウンターで計った線量数値を明記すれば良いのではないでしょうか。
 放射線量が不安なので安全な数値が明記してあれば目安になります。
 一つ一つ測っているところをニュースやwebで公開すれば良いのです。  

 「福島県産」ではなく「会津産」とすれば良いのではないでしょうか。
                                                 (平成28年3月10日 40代 男性)

(回答)

 農産物の放射線量表示について、ご提案ありがとうございます。

 県産米については全量全袋検査、牛肉については全頭検査を実施していますが、果物や野菜などの農産物の正確な放射線量の計測につきましては、技術上の問題から全量検査は困難です。環境中の放射線量や前年までの検査結果などを判断基準として、市町村域などで数カ所からサンプル調査を行うことで、地域の当該品目のおおよその放射線量を評価し、安全性を判断しています。

 その測定結果により、基準値(100ベクレル/キログラム)を超えた場合には、原則、市町村域単位での出荷制限等の設定を行い、地域の制限品目が流通することがないよう体制を整えています。これらの農産物の検査は、年間2~3万点、平成23~27年度に15万点を超え、新聞やホームページで結果は全て公開しています。

 なお、福島県産の果物や野菜については、これまで約3万点を検査し、平成25年産から基準値を超えるものは出ておらず、さらに平成27年度(2月末時点)は全体の9割以上が検出下限値未満となっています。

 次に、福島県産ではなく、さらに地域を絞りこんで会津産とすれば良いとのご提案につきましては、食品表示法に基づき、農林水産物の原産地表示が義務づけられており、原則として都道府県名の表示となっております。市町村単位で表示するかどうかの判断につきましては、販売者毎におこなわれています。産地の特徴や魅力を生かして販売するためにも、市町村単位等の産地表示は有効な手段と考えています。

 今後とも、しっかりと検査を行い、迅速な公表に努め、福島県産農産物の安全・安心な流通、消費につきまして、ご理解とご協力をいただけるよう、努めてまいります。

                  (平成28年3月18日 農林水産部 環境保全農業課 電話番号 024-521-7342)

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