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令和2年度 県民提案・回答 教育に関すること

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年12月25日更新

令和2年度 県民提案・回答 教育に関すること

令和2年12月5日 県立高校普通科コース制導入について New!
令和2年10月2日 安達東高校の統合化に対する新たな提案について
令和2年8月12日 県立高校においての治療と学習機会確保について

 

県立高校普通科コース制導入について

(提案)

 同件について、会津大学と連携した情報分野のコース開設を提案します。情報産業はまだまだ発展途上にあり、その分野を引っ張る会津大学と連携して高校生のうちから情報分野の学習ができる環境を整備することは、将来的に福島県が情報産業における中心地になることにつながると思ったからです。ご検討よろしくお願いします。


            (令和2年12月5日 10代)

(回答)

 御提案ありがとうございます。
 県立高等学校改革前期実施計画に基づく、県教育委員会が指定する普通科の特色化、魅力化のためのコースについては、現時点で、今回示した4コース(医学、保健・医療、教員養成及び福祉)です。
 御指摘の情報分野については、今後、状況を注視してまいりたいと思います。
 あらためて、貴重な御意見ありがとうございました。

(令和2年12月22日 教育庁高校教育課    電話番号 024-521-7772)

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安達東高校の統合化に対する新たな提案について 

 福島県は子ども達の減少に伴い、4~6クラスが最適とし小規模高校の統合化を昨年発表し、その中に安達東高校と二本松工業高校を統合し、新たに家庭科を1クラス設置するという。
 今後10年間で県内の高校生の数は5000人、県北地区で1300人減少、二本松市は5年間で82名減少するという。従い、二本松地区の3つの高校では40人の2クラス減らすとの計算のようです。こんな単純計算の数合わせの守りの選択では、持続可能な地域づくりには逆行する事になります。福島県には原発事故以降の地域再生・復興の責務があり、教育委員会にもその一翼を担い、若者の人材育成と地元定着を図るべく攻めの戦略を考え実行して欲しいのです。
 安達東高校は原発事故前までは地域づくりの任意団体である『夢未来いなか塾』と一緒になって、地域づくりに協力してくれました。いわしろの伝統野菜にも取り組んでくれた、安達東高校は地元住民との繋がりも深く、卒業後の地元への定着率も高く、地元への貢献度は他の進学校に比べれば格段に高いのです。
 (中略)
 福島県の『高等学校改革基本計画』の課題は以下としていますが、解決策を示していません。
○過疎化や高齢化、少子化が進む中、高校生の声を地域創生に生かすなど、教育を通した地域づくりの視点が必要となる。
○特に、過疎・中山間地域の高等学校において、地域と学校との協働による教育環境の向上が必要である。
そして基本方針には以下と記載されています。
『地域と連携し、地域の特色を生かした学校づくりの推進』
○ 「地域の核」として高等学校が果たしてきた役割を踏まえ、社会が変化する中でも地域の発展に貢献することができる「地域と共に地域を支える人づくり」を推進する。
○ 農業、工業、商業などの職業系専門学科※はもちろん、それ以外の学科においても、地域の産業 を支え県内の産業の発展に貢献できるよう、県内産業界や生徒の学びのニーズに応じて教育内を充実させる。
○ 高等学校が地域振興に積極的に関わり、地域の人々と交流し地域の自然や文化、特産品等の資源を生かして地域活性化に貢献するなど、「学びを通じた地域づくり」の視点を教育活動に生かした取組を推進する。 しかし、今回の発表はこの基本方針とは逆行します。 以下新たな提案を致します。ご検討戴きたくお願いいたします。

(令和2年10月2日 60代 県北方部)

 

このたびは、安達東高校の統合化に対する新たなご提案ありがとうございます。
以下、提案について、回答いたします。

 
提案1
 原発事故後のふくしまの再生・復興や、中山間地域(二本松市岩代・東和地区)の過疎化対策には若者の人材が必要であり、その為には地域に根ざし、地元定着率の高い安達東高校を存続させること。

 回答1
 安達東高校につきましては、入学者数が募集定員を下回る状況が続いており、二本松市を含め安達管内の中学校卒業者数が大きく減少する見込みであることから、現在の2学級規模のまま学校を維持することは困難であります。そこで、安達東高校と二本松工業高校を統合することにより、生徒が互いに切磋琢磨し、社会性を育むことができる一定の集団規模を確保することにより、魅力ある教育環境を整えることが大切であると考えております。
 将来の二本松・安達地域を支える人材を育成するためにも、統合校においては、地域と連携した教育活動の展開により、地域に根ざした学校づくりを進めてまいる考えであります。

提案2
 存続の為には、安達東高校独自(Only One)の魅力あるカリキュラム(注1)や専門教師の配置や外部講師の派遣、そして福島大学との連携等によって首都圏はじめ全国から入学者を呼び込むこと。(廃校寸前だった島根県・隠岐島前高校の復活や、県内の野球やサッカーの強豪私立高校が県外から生徒を呼び込んでいる事を参考にすること。)
注1:例えば放射能汚染した土地での農業のあり方や食(放射能、農薬、添加物等)の安全と健康、農産物の海外展開、農産物の6次化産業の育成、農業や地域産業と地域づくり、食の国際的な課題、農業経営、ライフスタイル改革、着地型観光づくりといったテーマも考えられる。

 回答2 
 安達東高校は、地域の方々の協力や教職員の努力により、これまでも高校生カフェや養蜂など、独自の取り組みを実践してきたところでありますが、地域の生徒の減少などにより、入学者の数も減少していることから、安達東高校の教育理念を継承し、更に、教育内容の充実を図るためにも、統合する必要があると考えております。統合校の魅力化を図ることにより、中学生から主体的に選ばれる学校づくりをしていきたいと考えております。

提案3
 市内の小規模高校(例えば二本松工業高校)との連携を図り、単位取得の共通化を図ったり、クラブ活動も一体化するなどし、小規模校としての欠点を解消して学校の魅力度をアップさせ、先生方の負担軽減にもつなげる事。両校は車で7~8分程度でもあり、コミュニテイバスを1日3~4往復程度出す事も検討すること。

回答3
 統合校の魅力化につきましては、一定の集団規模を確保し、地域や学校の特色を生かした教育活動を進めることが重要だと考えております。安達東高校と二本松工業高校の統合校については、工業科に加え、県内唯一となる家庭科を持つ高校として、ユニバーサルデザインなどに関する家庭科と工業科の連携した学びや地域を学びのフィールドとした体験的で探究的な学習活動などを実践してまいります。また、専門的な知識や技術を身に付け、地域の課題に主体的に取り組む姿勢を育成する職業教育推進校として、魅力化を図ってまいる考えであります 。

提案4
 学校名は全国から慕われる、魅力ある学校名に改名する事も検討すること。(注2) 学校名を公募する事で、県内外に学校の知名度と魅力を発信できる。
注2:例えば、未来とか希望とか創造とか国際とかのワードを入れる事も考えられる。安達東高校は福島駅から車で35~40分程度の場所に位置している為、二本松の地名ではなく、国際的にも知名度の高い“ふくしま”を入れ、例えば『ふくしま未来創造学園』といった名称も考えられる。  

回答 4
 統合校の校名につきましては、生徒や地域の方々に親しまれ、生徒がその学校で学ぶことに誇りを持てるよう、安達東高校・二本松工業高校の関係者とともに検討していくこととしています。

(令和2年11月2日 教育庁 県立高校改革室 電話番号024-521-7771)

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県立高校においての治療と学習機会確保について

(提案)

 県立高校入学後に、治療、入院が必要になった場合、単位取得、進級、卒業に対して配慮を頂きたいです。文部科学省は通知で90単位で卒業させる、年次必要単位の柔軟性を求めているのに、県立高校の管理職、教頭の一存でそれを無下にしてもよいのでしょうか。合理的配慮、基礎的環境整備が全くされません。ICT化が遅れている福島県内では、単位取得も他県に比べて困難です。労働市場では労働者は病気になっても、退職させられず、一年半の治療中身分保障され、退院後もリワークプログラムを3ヶ月近くうけ、職場復帰も週2で午前中出勤鬱等の配慮がされるのに、高校生がクラス復帰のためのプログラムはありません。学校側でも配慮をしなくていいとなっては、県立高校生はより劣悪な環境で治療と社会生活の両立をしなくてはいけません。健康増進法、こども若者支援法、教育基本法、障がい者自立支援法、障がい者差別基本法、こどもの権利条約の理念は県立高校の内部規定に活かされているのでしょうか。現行法にあったものになっているかの判断は県教育委員会で行ってほしいです。
 内規を元に進級させる、退学させるなどの判断がされるのに、現代的でないもので判断されるのは理不尽です。法律の理念に抵触するものは違法なはずです。県立高校では出席日数と授業出席を優先され、ストレスを与えます。県立高校生の方が労働者より人権が守られていないようです。退院してきたばかりの生徒に保健室で横になるのは2時間だけと制限をかけたり、体調管理ができないと通えないということは病気を抱えた生徒に対する好ましい対応でしょうか?「病気の子どもや入院している子どものための支援ハンドブック」(福島県特別支援センター発行)は県立高校には周知されていないのでしょうか。小、中学校では当たり前のようにされていました。鬱等精神障害は思春期青年期に発症しやすいものですが、日本では教科書からその記述が消されてしまい、日本の五大疾病の内の1つであるのに、理解がされていません。偏見が強いです。来年度から、高校の体育の教科書に復活しますが、県立高校ではより排除されます。県立高校教師の持つ、単位取得、進級、卒業させるという権力性で生徒、保護者は従わざるえないということを理解してほしいです。


            (令和2年8月12日 40代 いわき方部))

(回答)

  このたびは、県立高等学校における治療と学習機会の確保について、御意見いただきましてありがとうございます。
 各学校においては、学習指導要領に基づき、教育課程を編成し教育活動を行っています。単位の修得、進級、卒業等については学習指導要領に記載されており、具体的なことにつきましては、各学校で定めることになっています。
 また、県教育委員会としましては、合理的配慮等について、文部科学省の通知はもとより、県の教育関係機関で作成するパンフレットや資料等を、随時各学校に配布するなどして周知を図っており、各学校では可能な支援を行いながら教育活動を行っています。ただし、その支援については、生徒の状況や各学校の実態により異なりますので、在籍する学校にご相談いただきたいと思います。

           (令和2年8月28日 教育庁高校教育課  電話番号024-521-7772)

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