自然環境保全対策

印刷用ページを表示する　掲載日：2021年2月17日更新

保全地域について

【自然環境保全地域】

　自然環境保全地域とは、自然性が高く、希少性に富み、また学術的価値の高い地域を恒久的に保有することを目的として指定した地域で、県内で47ケ所指定されています。
　このうち県中地方では「石筵」「浄土松」「奥州街道松並木」「宇津峯山」「深沢」の5ケ所が指定されています。

　指定された地域については、それぞれ保全計画を定め、その計画に基づいて保全を図ることとしています。　特に保全を図るべき地域については、「特別地区」に指定し、各種の行為を厳しく規制し、さらに特別地区内において特定の野生動植物を保護する必要があると認められるときは、「野生動植物保護地区」を指定して、指定動物の捕獲・殺傷、指定植物の採取・損傷を禁止し、必要なところには巡視歩道、標識、管理舎等を整備することとしています。

〇県中地方の自然環境保全地域
地域名	所在地等	面積（ha）	保全対象
石筵（いしむしろ）	郡山市熱海町割石地内	51.90	シダレグリの自生地
浄土松	郡山市逢瀬町多田野地内	35.00	アカマツ天然林、巨大な奇岩群
奥州街道松並木	郡山市日和田町横森～庚申向地内	1.70	アカマツの並木
宇津峯山	郡山市田村町地内・須賀川市塩田地内	355.60	変成岩類の盆地状構造ほか
深沢	郡山市熱海町石筵地内	43.81	ヒノキアスナロ天然林

【緑地環境保全地域】

　私たちの身近にある鎮守の森や防風林、そして草原は、都市化の進行等により減少しているものの、私たちの生活環境を良好に保つという公益的機能をもっています。

　快適な生活環境を維持するためには、このような地域も保全すべきであるという考えから、県では独自の施策をして「緑地環境保全地域」を制度化しています。そして、その地域の自然環境の特質に応じ保全計画を定め、特に保全を図るべき地域を「第1種地域」、その他の地域を「第2種地域」とし、地域内における各種行為を規制しています。また、必要なところには巡視歩道、標識、園地等の施設を整備することにしています。

　　　　　県中地方では「堂王子山」「隠津島神社」「妙見山」「古寺山」の4ケ所が緑地環境保全地域に指定されています。
　　　　　

〇県中地方の緑地環境保全地域
地域名	所在地等	面積 (ha)	保全対象
堂山王子	田村市船引町門沢	0.90	堂山王子神社と一体となった自然環境
隠津島神社	郡山市湖南町福良地内	12.50	隠津島神社と一体となった自然環境
妙見山	郡山市三穂田町飯森山地内	5.50	飯豊和気神社と一体となった自然環境
古寺山	須賀川市大字上小山田	13.44	古寺山白山寺と一体となった自然環境

〇福島県の自然環境保全地域・緑地環境保全地域（福島県自然保護課ホームページ）

〇郡山市の自然環境保全地域・緑地環境保全地域（郡山市ホームページ）

〇須賀川市の自然環境保全地域・緑地環境保全地域（須賀川市ホームページ）

〇田村市の自然環境保全地域・緑地環境保全地域（田村市ホームページ）