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ふくしま男女共同参画プラン(改訂前) 基本目標1-2-(2)メディアにおける人権尊重の推進

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年4月1日更新

 

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基本目標Ⅰ男女平等・人権尊重・自立意識の確立

2 男女平等の視点に立った社会制度・慣行の点検と改善

(2) メディアにおける人権尊重の推進

目標

 各種メディアにおける、女性の尊厳を傷つける表現や男女の固定的な役割を内包する表現について見直し、広く人権や男女共同参画の視点に配慮した表現の浸透を目指します。

現状と課題

映像媒体や印刷媒体といったメディアは、人々の意識形成に様々な形で影響を与えています。メディアにおいて女性の性的側面が強調されたり、女性に対する暴力が無批判に扱われたり、男女の固定的な役割を温存する表現が伝達されれば、そうした概念が人々の意識や社会に大きな影響を与え、性別にとらわれない多様な生き方の可能性を狭めてしまうばかりか、ドメスティック・バイオレンスなどの女性に対する暴力の容認や性暴力の誘発などを招きかねないことが指摘されています。
 男女共同参画に関する意識調査(平成11年福島県)によると、女性の人権が尊重されていないと感じることについては、「男女の固定的な価値観の押し付け」(45.9%)に次いで、暴力やセクシャル・ハラスメントが挙げられ、小差で「ヌード写真等を掲載した雑誌、広告、テレビ番組等」(23.1%)が続いています。
 表現の自由は尊重されるべきですが、表現される側の人権や、性・暴力表現に接しない自由、公共の空間で不快な表現に接しない自由も充分に配慮されるべきです。このため、各種メディアが自主的に、人権侵害につながりかねない表現の是正に努めるとともに、性別にとらわれない多様な生き方の表現についても積極的に取り組む事が求められています。こうした取組みを推進するためには、メディア関係者がジェンダーに敏感な視点を持つことや、企画、制作、編集などの各段階に女性の参画が進むことが期待されます。
 また、人々がジェンダーの視点でメディアを読み解き、使いこなす能力(メディア・リテラシー)を身に付け、メディアの単なる受け手ではなく批判的な利用者に育っていくことも大切な課題です。

女性の人権が尊重されていないと感じること

意識調査(女性の人権が尊重されていないと感じること)
※ 資料:「男女共同参画に関する意識調査」平成11年 福島県

 施策の方向

  • 各種メディア等に対して、性・暴力表現や男女の固定的な役割を内包する表現等の是正に向けた主体的取組みを要請します。
  • 視聴者や読者がメディアの内容を主体的に読み解く能力(メディア・リテラシー)についての普及啓発を図ります。
  • 人権尊重に配慮した表現の推進に向けた仕組みづくりを進めます。

具体的施策

施 策 の 内 容担当部局
1多様なメディアについての、特性・実態・内容を把握し、ジェンダーの視点から分析します。生活環境部
2メディアに対し、性・暴力表現や性別役割分担意識を温存する表現の抑制など人権尊重への配慮を要請します。生活環境部
3メディアの送り手・情報発信者・表現者としての女性の参画を要請します。生活環境部
4視聴者や読者がメディアの内容を主体的に読み解く能力(メディア・リテラシー)についての普及啓発を図ります。生活環境部 教育庁
5表現のガイドラインを設けるなど、公的機関における、ジェンダーにとらわれない広報を推進します。総務部 生活環境部

 市町村に期待すること

 市町村が発行するパンフレットや各種の広報活動等において、人権尊重に配慮した表現の推進が望まれます。

目標値等

項  目H12 現状値H22 目標(期待)値
メディアにおける女性の従業者の割合 (企画・制作・編集等に携わる者) 19.7%モニタリング指標
メディアにおける女性の管理職の割合

0.8%

モニタリング指標

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