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人権啓発冊子「“気づく”ことからはじめよう」/女性について

印刷用ページを表示する 掲載日:2013年12月1日更新

女性について

◆ある朝の風景です。
 和子「行ってきまーす」
 和雄「行ってらっしゃーい。おっと、弁当忘れてるぞ」
 和子「いつもありがとう。今のプロジェクトもうすぐ終わるから、それまで美咲の世話、お願いね。それにしても、うちみたいに男性も普通に育児休業を取れる会社なんてまだ珍しいよね。友達からも、いつもうらやましがられてるよ」
 和雄「翔太の時は忙しくて手伝えなかったから、今度は僕の番だよ。でも、親父やお袋はあまり良い顔はしてくれなかったな。子育ては女がするものだろう、何でお前が休むんだ、なんて言っちゃってさ」
 和子「お父さんやお母さんの時代は、それが普通だったんだね。でも、『男は仕事、女は家庭』みたいに決めつけないで、自分の得意なことにあわせて生き方を選べると良いね。そうすれば、みんなが自分らしく生きられるんじゃないかな。私たちみたいにね」
 和雄「良いこと言うね。でもバスの時間まであと1分だ」
 和子「いっ、行ってきまーす」
男性が育児、女性が会社へ出勤するイメージイラスト福島県における職業別男女比グラフ
○「男らしく」「女らしく」ではなく、  「あなたらしく」 以前にくらべて働く女性や家事に参加する男性が増えていますが、まだまだ「男は男らしく、女は女らしく。」という声が聞かれます。でも、ちょっと待ってください。あなたの周りの人はみんな「男らしい男」または「女らしい女」ですか?大胆でリーダーシップのある人も、繊細で几帳面な人も、男性、女性それぞれにいます。これらの人を、「男らしい」「女らしい」で分けることができるでしょうか?人は一人ひとり違うのに、たった2つに分けられるはずがないのです。 2つの枠組みを人に押しつけて、「男らしさ」「女らしさ」と付き合うよりも、「その人らしさ」と付き合ってみませんか。自分を枠組みに押し込めて窮屈な生き方をするよりも、「あなたらしく」生きてみませんか。こういう人がいたら、あなたはどう思いますか? ○家族を経済的に支えるのは男性の役割だ ○女性は仕事よりも子育てや介護を優先するべきだ