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人権啓発冊子「“気づく”ことからはじめよう」/障がい者について

印刷用ページを表示する 掲載日:2013年12月1日更新

障がい者について

◆あるレストランでの風景です。
 翔太「あれっ。おばあちゃん。あの人、ワンちゃんと一緒に入ってくるよ。それにあの人、手を引いてもらっているだけで、よくつまずいたりしないね」
 正江「あのワンちゃんはお仕事中なんだよ、翔太。良く見てごらん。あの人は目が不自由だから、ワンちゃんがお手伝いをしているの。お店の人もちゃんと2人分の席を用意して待ってるでしょ。それにこのお店は床の段差がほとんどないから、あの人も転ばずに入ってこれたんだね」
 翔太「ふーん。何だかこのお店はいろいろな人の事を考えていて、誰でも気持ちよくご飯を食べられるお店だね」
 正江「良いところに気がついたね。さすがは私の孫だ。こういう誰でも気持ちよく使えるデザインのことをユニバーサルデザイン(UD)と言うんだよ」
 翔太「UDかあ。でも、UDを一生懸命考えているお店の人も、きっと心の優しい人なんだろうね」
 正江「その通りだよ、翔太。物を作ることも大切だけど、本当に大切なのは、みんなのことを考える優しい心。これは心のUDと言えるかも知れないね。だから翔太も、ハンバーグやポテトのことばかり考えないで、ピーマンのことも考えてちゃんと食べなさいね」
 翔太「やーだー」
レストランに盲導犬と一緒に入店するイメージイラスト全国の盲導犬実動数
○「障がい」があるのはどっち? 障がいのある人の多くは、周りの人と同じように仕事に就いたり、地域で活動したいと思っています。ところが、一歩外に出ると、段差だらけで車椅子の人が通れないことがあります。また、ペットとは違う盲導犬を連れているのに、入店を断られることがあります。「障がい」は、障がい者の側にあるのではなく、そのような人が生き生きと暮らすことのできない社会の側にあるのです。常に相手の立場に立って考えることで、障がいのある人もない人も同じように暮らせる街にしてみませんか。こういう人がいたら、あなたはどう思いますか? ○介助犬でも、飲食店では嫌がる客もいる ○障がい者には特別の対応をしなくてはいけないので、面倒