ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
ホーム > 組織でさがす > 国際課 > 令和3年度駐日外交団福島県視察(第1回)

令和3年度駐日外交団福島県視察(第1回)

印刷用ページを表示する 掲載日:2022年2月4日更新

令和3年度駐日外交団福島県視察(第1回)(Diplomats' Study Tour -1st Tour)

 【第1回:令和4年1月13日(木曜日)~1月14日(金曜日)】

 「令和4年1月13日~14日の1泊2日」及び、「令和4年1月18日~19日の1泊2日」の2回に渡り、本県の現状に関する正しい理解を促進するため、駐日大使等を対象とした県内視察ツアーを実施いたしました。
 今回は、東京五輪開催に合わせた駐日大使等の招聘事業が新型感染症の影響で中止となったことを踏まえ、改めて各国駐日大使等を招聘し、これまでの御支援への感謝の思いを伝えるとともに、復興の現状や魅力など「ふくしまの今」を直接感じていただきました。

第1回ツアー 1日目

日 程    令和4年1月13日(木曜日)
訪問先 福島県農業総合センター、Jヴィレッジ(夕食、宿泊先)
参加者 12か国 計16名

〇福島県農業総合センター

 県産農産物の安全・安心の確保に向けて農産物の放射性物質のモニタリングを行っている同センターを視察。
 この日は東北新幹線の運行トラブルにより、参加者の皆様には急遽バスで東京からお越しいただきました。
 センターでは、岡崎部長により福島県の農林水産業再生の取組みについて説明いただいた後、放射性物質モニタリング施設の視察を行いました。
 上杉外務大臣政務官も東京から駆けつけ、参加者の皆様に輸入規制の撤廃や風評の払拭に向けて理解と協力を求めていただくとともに放射線モニタリングの視察にも御参加いただききました。

 

     1-1   1-2    

〇福島県内堀知事による参加者の歓迎、復興状況説明

 農業総合センターでは視察後、内堀知事から参加者一人一人への歓迎の挨拶と記念撮影を行いました。また、知事が福島県の復興状況を説明し、参加者の皆様に福島の現状に関する理解を深めていただきました。
 また、知事から会津塗りのフリーグラス、日本酒、桃ジュースを記念品として贈呈し、参加者からは代表としてベネズエラ大使に御挨拶をいただきました。

     1-3   1-4

 

第1回ツアー 2日目

日 程  令和4年1月14日(金曜日)
訪問先  Jヴィレッジ、東日本大震災・原子力災害伝承館、震災遺構 浪江町立請戸小学校、福島水素エネルギー研究フィールド、
             ホテル丸屋グランデ(昼食会場)、福島ロボットテストフィールド、(株)テラ・ラボ
参加者 12か国 計16名

Jヴィレッジ

 2日目は、東京五輪聖火リレーの出発地となったJヴィレッジの視察からスタート。こちらは、日本サッカー界初のナショナルトレーニングセンターであり、福島第一原子力発電所事故発生後、事故収束の対応拠点として使用されましたが、平成31年4月には全面営業を再開。これまでの復興の歩みなどの説明を受けるとともに、参加者に「双葉ダルマ」が贈呈されました。

     2-1    2-2

〇東日本大震災・原子力災害伝承館

 震災と原発事故という未曾有の複合災害の記録と記憶を収集・保存、展示し、防災・減災の教訓として未来へつないでゆくため令和2年9月に開館した当施設を訪問。展示物と映像により、震災当時の被害状況や原発事故が与えた影響に関する説明を受けました。

 

    2-3    2-4

〇震災遺構 浪江町立請戸小学校

 震災の爪痕が残る請戸小学校は、震災の脅威や教訓、地域の記憶や記録を後世に伝えるため、震災遺構として令和3年10月に一般公開が始まった施設です。浪江町小林副町長からのご挨拶の後、参加者は災害時の避難の教訓について説明を受けました。

      2-5        2-6

 

〇福島水素エネルギー研究フィールド

 太陽光発電を利用した約10MW級の水素製造装置を備えた世界最大級の再エネ水素エネルギーシステムであり、令和2年2月末に稼働を開始。東京五輪では、聖火台の燃料としてこの施設で製造された水素が使用されました。参加者は水素製造装置や水素のタンクなどの設備を視察しました。

    2-7    2-8

 

〇ホテル丸屋グランデ(昼食)

 福島県産の海の幸をふんだんに使用した料理を堪能いただきました。

 

〇福島ロボットテストフィールド

 この施設は、浜通り地域等の産業基盤を新たに創出する国家プロジェクト「福島イノベーション・コースト構想」に基づき、陸・海・空のフィールドロボットの一大開発実証拠点として、令和2年3月末に全面開所しました。参加者からは、自国もロボット開発に力を入れているので興味を持っているなどの声が寄せられました。

    2-9    2-10

 

〇(株)テラ・ラボ

 復興支援の一助となるべく、福島ロボットテストフィールドの第一次入居者として、長距離無人航空機を活用した大規模防災対策システムの研究開発を進める企業です。令和3年11月には南相馬市復興工業団地内に新研究拠点「TERRA LABO Fukushima」が開所されました。参加者は、実際の航空機を視察しながら、防災システムについて質問をされていました。

   2-11     2-12