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地球探検 パラグアイ共和国 廣瀬靖夫隊員 8

印刷用ページを表示する 掲載日:2013年12月1日更新

 地球探検

パラグアイ通信(8)

  私は趣味としてテニスをしています。ゲーム性があるので長く続けられたと思っています。このパラグアイにもテニスを求めてラケットを持ってきました。しかしここパラグアイではテニスは金持ちのスポーツなのです。美智子さんと皇太子がテニスで結ばれたラブロマンを思い出しました。そういう時代の日本の状況が今のパラグアイかなと思います。子どもたちはもっぱら日曜日には小さな広場や路上でサッカーに興じています。私たちが子供のころぼろ布を丸めたボールで野球をしていたように。

   アスンシオンに在住の日本人の有志が、日曜日の朝9時から12時までテニスコートを借りてテニスに励んでいます。会費は1人1回日本円で500円程度。コートは写真1に見られるように赤土です。一見すごくきれいなコートです。しかしこの赤土はここパラグアイにはどこにでもあるごく普通の土なのです。通常はアスファルトと敷石でおおわれている街なので赤土の存在に気がつかなかったのですが、ある日街を歩いていたら家の工事現場に出くわし、見たら赤土が敷石の下から出てくるではありませんか(写真2)。

   話を聞いたら、パラグアイの東側ブラジル国境にかけて広く分布している酸化鉄を含んだ赤い土が出るそうです。それじゃ鉄鉱石もとれるのでは?と調べてみたら最近になって南西部に大きな鉄鉱石鉱山を発見したとか。しかし純度が35%程度なので効率が悪く産業発展に寄与するほどではないとのこと。残念!

   しかし、この赤土はレンガ、屋根瓦の原料として広く使われておりここパラグアイではなくてはならないものです。たしか酸化鉄が入っていると土の融点が低くなるので焼成しやすかったのでしょうね。したがって、ここアスンシオンの家のほとんどがこの赤レンガと赤屋根瓦でできているといってもいいでしょう。内側は白い漆喰で固めているので赤と白の調和が素晴らしいです。 ちなみに皆さん、グーグルの航空写真でアスンシオンの街を見てみてください。街全体が赤っぽく見えるとうちの息子が言っていました。その後私も確認してみましたが赤っぽいですね。

   この赤土、農業土壌としてもよいらしく、特に大豆栽培に適しているとか。日本人入植者たちはこの土を利用した大豆栽培を盛んに行っています。パラグアイは大豆生産の世界第3~4位だとか。赤土さまさまです。

 

テニスコート 写真1

毎週日曜日にプレーしている テニスコート

歩道敷石の下からが出てくる赤土 写真2

歩道敷石の下から赤土が出てくる

廣瀬 靖夫 (シニアボランティア 環境工学)