令和２年度福島県総合防災訓練について

　次のとおり、令和２年度福島県総合防災訓練を実施いたしました。
　なお、今年度の訓練は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、関係機関のみによる非公開での実施といたしました。

　この訓練は、災害対策基本法第４８条等の規定に基づき、県内の各関係機関が緊密に連携することにより、災害時における応急対策の円滑かつ的確な実施を期し、もって防災関係機関相互の連絡協調体制の確立及び防災体制の充実を図ることを目的とする。

　令和２年１１月２４日（火曜日）　１３時００分～１５時００分

　福島ロボットテストフィールド

（南相馬市原町区萱浜字新赤沼８３番南相馬市復興工業団地内）

　福島県

　（１）福島県（危機管理部、相双地方振興局）

　（２）県内の１２消防本部

　（３）福島県警察本部（警備部機動隊、交通部交通機動隊他）

　（４）陸上自衛隊（第４４普通科連隊、第６特殊武器防護隊）

　（５）第二管区海上保安本部（福島海上保安部、仙台航空基地）

　（６）株式会社ドコモＣＳ東北福島支店

　（７）株式会社テラ・ラボ

　訓練開始申告を行う。

　消防、警察、自衛隊、海上保安庁が収集した情報を互いに共有し、調整しながら災害対応を行う。県もリエゾンを派遣し、情報の収集、共有を行う。

　住宅地内でサリンが流出した事案に対し、消防、警察、自衛隊が協力し、現場指揮所の設置、警戒区域の設定、周囲警戒、NBC検知、負傷者の救出、除染所設営、負傷者の除染、応急救護所の設営、負傷者のトリアージ及び応急処置、隊員の除染を行う。

　台風により被災した地域において、福島県警察交通機動隊がオフロードバイクで被災地域の情報収集を行う。

　土砂崩れに巻き込まれた家屋及び車両内から、消防・警察が協力して負傷者を救出する。

　浸水した住宅の２階部分に取り残され、自力脱出が困難となった要救助者を、消防が水陸両用車両により救出する。
　また、屋上にとり残された要救助者を海上保安庁がヘリコプターにより救出する。