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福島第一原子力発電所建屋周辺サブドレン水位計設定の誤りに伴う運転上の制限逸脱について

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年9月29日更新

 平成29年9月28日(木曜日)に、東京電力ホールディングス(株)福島第一原子力発電所の1~4号機の原子炉建屋周辺のサブドレンの一部において、水位計の設定に誤りがあったことから、サブドレンの水位が建屋内滞留水の水位を下回っていた時間があることが判明しました。

経緯

 地下水の原子炉等建屋への流入を防ぐひとつの対策として、原子炉建屋とタービン建屋の近傍にある井戸(サブドレン)で、地下水をくみ上げています。このサブドレンの水位が原子炉建屋等の水位より低くなると建屋内に滞留している汚染水が流出するおそれがあるため、水位を調整しながらくみ上げを行っています。

 今般、福島第一原子力発電所1~4号機の原子炉建屋周辺に設置されている42基のサブドレンのうち、6基において、水位計の設定に誤りがあることがわかりました。また、過去の水位変動記録から、該当するサブドレンのうち1基の水位が建屋滞留水の水位を下回っていた時間があることが判明しました。

県の対応

 これらの状況を鑑み、県は以下の対応を行いました。

 (1)9月28日(木)に、原子力安全対策課長が東京電力からの事象の説明を受け、以下の内容を口頭で申し入れました。

  • 再発防止を徹底すること。特に施工時の設定の誤り等を後から確認し、改善できる仕組みを構築すること。
  • 水位逆転による影響を調査し、必要な対策を講じること。

(2)9月29日(金)に開催された第15回廃炉・汚染水対策福島評議会において、本県の鈴木正晃副知事が次の発言をし、東京電力に対応を求めました。

  • 先月2日にサブドレン水位が汚染水の水位より低下するという事象が発生した際にも、再発防止や他事象への水平展開等を求めた。それにもかかわらず、長期間にわたり水位設定の誤りを組織として確実に確認できる体制になかったことは大変遺憾である。
  • 改めて、原因を究明し再発防止対策を講じるとともに、周辺サブドレン等のモニタリングを行ってほしい。

【参考】 東京電力報道配布資料 [PDFファイル/112KB]

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