2020年度（令和２年度）の温室効果ガス排出量について

2020年度（令和２年度）の温室効果ガス排出量について

　本県における2020年度（令和２年度）の温室効果ガス排出量について、地球温暖化対策の推進に関する法律第21条第15項に基づきお知らせします。

※温室効果ガス排出量の公表については、国による都道府県ごとの統計資料及び福島県内の各種統計資料の発表時期の関係で、2020年度分の公表となります。

※詳しくは下記詳細版をご覧ください。

　福島県における2020年度（令和２年度）の温室効果ガス排出状況について [PDFファイル／2.05MB]

１　温室効果ガス排出量の推計結果の概要

　2020年度（令和２年度）の温室効果ガス総排出量（二酸化炭素換算）は15,126千トンで、森林等吸収量1,728千トンを差し引いた実排出量13,398千トンは、基準年度（2013年度）の実排出量17,034千トンと比較して21.3％減少しました。

福島県地球温暖化対策推進計画における削減目標の進行管理数値

削減目標　※当該年度の実排出量（Net）と基準年度（2013年度）の実排出量（Net）を比較

• 2030年度：▲50％
• 2040年度：▲75％
• 2050年度：実質ゼロ
• 参考　2020年度：▲13％

２　温室効果ガス総排出量の増減の状況等

　温室効果ガス総排出量は、2017年度から４年連続で減少しています。排出量減少の主な要因は以下のとおりです。

前年度（2019年度）と比較して減少した主な要因

• 新型コロナウイルス感染症の影響による製造業の生産量の減少（製造品出荷額　▲6.3％）
• 新型コロナウイルス感染症の影響による自動車走行距離の減少（総走行距離　▲10.7％）　等

基準年度（2013年度）と比較して減少した主な要因

• 新型コロナウイルス感染症の影響等によるエネルギー消費量の減少（▲17.4％）
• 電力の低炭素化に伴う電力由来の二酸化炭素排出量の減少　等

その他温室効果ガスの排出状況等

　冷媒におけるオゾン層破壊物質からの代替に伴うハイドロフルオロカーボン類（HFCs）※の排出量は増加傾向です。
※HFCsは二酸化炭素の数百～１万倍の温室効果を有する

参考：全国の2020年度温室効果ガス排出量（環境省公表値）との比較

※国（環境省）の温室効果ガス排出削減目標（削減率）は、当該年度の実排出量（Net）と基準年度（2013年度）の総排出量（Gross）との比較で算出