鳥インフルエンザの感染予防について
1、高病原性鳥インフルエンザとは?
鳥インフルエンザのうち、死亡率が高いか、ウイルスが変化して死亡率が高くなる可能性のある特定のウイルスのものをいいます。
鶏、あひる、七面鳥、うずら等が感染すると、神経症状(首曲がり、元気消失等)、呼吸器症状、消化器症状(下痢、食欲減退等)などの症状を示します。
この病気は鳥から鳥へと直接感染するだけでなく、鳥の排せつ物等を介しても感染することが知られています。
諸外国では、生きた鳥との接触により、人に感染した例が知られているものの、食品(鶏卵、鶏肉)を食べることによりインフルエンザウイルスが人に感染することは世界的にも報告されていません。
2、鶏肉、鶏卵の安全性について
内閣府食品安全委員会が、我が国の現状においては、鶏肉や鶏卵を食べることにより、高病原性鳥インフルエンザがヒトに感染する可能性はないとの考えを示しています。
3、鳥類(ペット)の管理及び人の健康管理等について
【鳥類(ペット)の管理】
1.屋外で飼養している場合
(1)野鳥との接触を避ける
- 庭や池での放し飼いは自粛し、飼育小屋等で飼養してください。
- ネズミ、ハエ等の駆除を行うとともに、飼育小屋等に破損部分がないか確認し、野鳥またはその糞尿が飼育小屋等に入らないよう注意してください。
- 飼育小屋に防鳥ネットを設置する等、野鳥と接触しないようにしてください。
(2)エサ場や水飲み場に野鳥を近づけないようにする
- 野鳥が飛来する池や川の水を鳥類の飲み水に利用するのはやめてください。
(3)こまめに清掃と消毒を行う
- 飼育小屋等の定期的な清掃・消毒を行いましょう。また、その際は、手袋とマスクを着用してください。
- 飼育小屋等の出入口には踏込消毒槽を設置し、人が出入りする際は靴底の消毒をしてください。
(4)異常を認めた場合
- 鶏等(あひる、七面鳥、うずらを含む)または愛玩鳥の突然の死亡や呼吸器症状等本病を疑うような症状を示す鶏等を発見した場合は、すみやかに家畜保健衛生所または動物愛護センター等に連絡してください。※相談窓口は、下表のとおりです。
- 異常のある鳥類は、早めに獣医師の診察を受けさせてください。
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2.屋内で飼養している場合
(1)野鳥との接触を避ける
- ケージ等を屋外に出すのは自粛してください。
(2)こまめに清掃と消毒を行う
- 飼育小屋等の定期的な清掃・消毒を行いましょう。また、その際は、手袋とマスクを着用してください。
(3)異常を認めた場合
- 異常のある鳥類は、早めに獣医師の診察を受けさせてください。
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【人の健康管理】
- 動物と触れ合った後や世話をした後は、手洗い及びうがいを行ってください。
- 野鳥に直接エサを与える行為は控えてください。
- 死亡した野鳥等を発見した場合には、決して触らず、下記の相談窓口に連絡してください。
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◇相談窓口
愛玩動物(ペット、学校等で飼育している鳥)の相談窓口
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福島県保健福祉部食品生活衛生課 |
鶏等産業動物の相談窓口
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福島県農林水産部畜産課(衛生) 電話:024-521-7364 Fax:024-521-7939 http://fkscms.f-netcrew.net/sec/36035d |
野鳥の相談窓口
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福島県生活環境部自然保護課 電話:024-521-7210 Fax:024-521-7928 http://fkscms.f-netcrew.net/sec/16035b |
人の治療、予防等の相談
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福島県保健福祉部健康増進課 電話:024-521-7238 Fax:024-521-2191 http://fkscms.f-netcrew.net/sec/21045c |
関連リンク
農林水産省「鳥インフルエンザに関する情報」
厚生労働省「鳥インフルエンザに関する情報」
環境省「高病原性鳥インフルエンザに関する情報」
動物衛生研究所「高病原性鳥インフルエンザ関連情報」
食品安全委員会「鳥インフルエンザについて」
国立感染症研究所「感染症情報:高病原性鳥インフルエンザ」