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レジオネラ症の発生を防止するためには

印刷用ページを表示する 掲載日:2013年12月1日更新

 レジオネラ属菌は自然界に広く生息しており、私たちの周辺から完全に除去することは非常に困難です。

 したがって、レジオネラ症を予防するためには、レジオネラ属菌が増殖しない環境をつくることが重要になります。

 そのためには、感染源となる設備や器具の衛生的な管理が求められ、状況に応じてレジオネラ属菌の検査を行い実態を把握する必要があります。

冷却塔の管理方法

 細菌、アメーバなどが多く発生していると、レジオネラ属菌も増えやすくなります。

 そのため、定期的な点検を行い月に1回以上の清掃を行います。

 また、藻類の発生や汚れが目立つ場合は速やかに清掃を行い、必要に応じ薬剤を投入してください。

冷却塔 一般的な清掃方法

  1. 冷却水の循環を停止した後、冷却塔の水槽の水を排出します。
  2. 冷却塔内部の汚れは、デッキブラシなどで洗い流します。
  3. 充てん材の汚れは、高圧ジェット洗浄で落とします。
  4. 洗浄により水槽に溜まった汚れは冷却塔の排水口から排出し、冷却水系に混入しないようにします。
  5. 冷却塔を使い始めるときは、内部をよくすすいだ後、水を張り運転を再開します。
  6. 清掃する時には、冷却水のエアロゾルを吸入しないよう、マスクなどの保護具を着用してください。

空気調和機の管理方法

 空気調和機に設置されている加湿器、特に加湿水が貯留するタイプのもの(超音波式、水スプレー式、通風気化式など)はレジオネラ属菌が繁殖する可能性があります。

 そのため、加湿器の使用期間中は定期的に清掃を行い、休止期間中は水を抜き、レジオネラ属菌を増殖させないようにしましょう。空気調和機

御家庭ではこんなところに気をつけましょう!

風呂お風呂の管理に気をつけましょう。

 家庭のお風呂では、毎日お湯を入れ換えている場合は問題ありませんが、お湯を循環ろ過して長期間使用する、いわゆる24時間風呂の場合は、レジオネラ属菌が生息している可能性があります。

 お風呂のお湯は定期的に取り換え、浴槽の清掃を行うなど清潔に保ちましょう。

 また、浴槽に入る前には、体の汚れを落としてから入るようにましょう。

     

加湿器加湿器の管理が大切です。

 家庭用の加湿器には、水を溜めておくタンクがあり、このタンクの管埋が悪いとレジオネラ属菌が繁殖することがあります。

 水はこまめに毎日取り換え、使用する水も水道水など衛生的な水を使用しましょう。

 また、定期的にノズルの清掃やタンクの洗浄を行い、加湿器を使用しない期間は水を抜いてきれいにしておきましょう。