うつ病や自殺から守るために私たちにできること(4)

印刷用ページを表示する　掲載日：2013年12月1日更新

知っていますか？　－その１－　「冬は苦手ですか？」

皆さんの一番好きな季節はいつですか？　苦手な季節はいつですか？

冬が苦手だという人、結構多いかもしれません。冬が近づいてくると、なんとなく気持ちが暗くなる。

「あ～あ、また、冬か」－そんな人は、もしかすると、季節性うつ病かもしれない－そういう研究があります。

たしかに、寒いし、雪が降ると交通機関に支障が出るし・・

でも夏だって暑いし、台風も来るじゃないですか・・

季節性うつ病は、昼間、太陽が照っている時間が短くなることがきっかけででてくるうつ病です。

毎年、冬が来るたびにうつ病の状態に陥るということを繰り返していると、だんだん、冬が近づいただけで気持ちが暗くなってしまう

・・そういう可能性があるということです。

よく考えると、私たちが性格とか好みとか言っていることも、こんなふうに、病気とか体の特徴と関係していることがあります。

体は正直です。いろいろな情報に惑わされず、自分自身の体の声をしっかり聞くことが大切です。

――そうです、うつ病も「休みなさい」という体の声なのです。

　「うつ病は『休みなさい』という体の声なのです」