診療日記（内科　愛澤正人）

　ご存知の方も多いかとは思いますが、先日国立がん研究センターから、大腸がんにかかる人の数が、胃がん、肺がんを抜いて１位になったとの発表がありました。それにともない、死亡率も上昇しております。私も日々診療しておりますが、確実に大腸がんは増えてきている印象です。

　がん…という病名を聞くと、治らないとお考えの方もいらっしゃるかもしれません。実際に、肺がんやすい臓がんなどは、発見も難しい上に進行して発見された場合、治療も難しいことが多いです。しかし、大腸がんに関しては、早期に発見できれば９割完治できるがんなのです。以前から、大腸がん検診を勧めさせていただいておりますが、やはり、早期発見には大腸カメラで実際に見るのが一番です。

　検査に対する疑問や不安など、可能な範囲で対応いたしますので、どうぞお気軽にお尋ね下さい。４０歳以上はがん検診を、そして、機会があれば大腸カメラを受けていただいて、早期発見・早期治療を目指しましょう！！