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中小企業経営革新計画 具体的事例1

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年10月1日更新

新商品の開発又は生産

事例1

D県の織物工業組合では、ウォータージェット織機による織物製造時に排出される産業廃棄物を材料に、スキー場の雪解け防止のためのスノーマットの研究開発を行った。
当該事業に参加し参加する構成員たる織物製造業者は、機械メーカから設備を購入し、組合が有するスノーマットの工業所有権の実施料を支払いながら、本業である織物製造業時に排出される産業廃棄物の利用とスノーマットといった新たな商品の販売を行うことにより、経営面の革新を行っている。

事例2

A社は、大学向けの試験機器の受注生産を行っていたが、プラズマを利用したハードディスクの磁気読み取り装置にダイヤモンドの超薄膜を形成する装置を新たに開発。
30Aで±5%の精度を達成。この技術により最近のハードディスクが読取不能となりにくくなった。
A社はこの技術を用いた製品を世界各国のハードディスクの磁気読み取り装置メーカーに出荷できるようになり、収益を増加させることができた。

事例3

土木工事業者のS社は、骨材に火山砕屑物を利用した透水性コンクリートの開発に成功し、成長を続けている。
新製品の開発は、外部の研究者と共同で取り組み、性能試験などの面では県の建設技術センターの協力を得て完成した。こうして完成した新製品は、舗装材として十分な強度を維持しながら、透水性は従来の製品に比較して格段に高いという優れた性質を持っている。
これに加え、この新製品は、骨材として火山砕屑物を利用するため、製造コストが安いのも大きな特徴である。
このように、舗装材として理想的な性質・条件を持ったこの新製品は、現在、歩道や公園などの舗装に施工され、受注も増加している。

事例4

微生物検査・試薬類の製造販売業を行うE社は、日本で初めて発色酵素基質を使用した大腸菌群・大腸菌検査用の減菌済検査キットを開発し、微生物検査の迅速化、簡易化を実現した。
微生物学者の指導の下で開発に成功した日本初のこの検査キットは、大腸菌群・大腸菌の検出時間が従来の3分の1で、しかも手間のかかる培地の調整作業も不要となるため、微生物検査の作業を変革するものとして食品業界の注目を集めた。
事業化に当たっては、大手医薬品メーカーと製造委託契約を結んで量産体制を整え、現在、同社ではO-157による食中毒事件を契機とする食品の安全性に対する関心を追い風として積極的な拡販に取り組んでいる。

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