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安達の農業

印刷用ページを表示する 掲載日:2023年12月6日更新

地域の概況

 当管内は、二本松市、本宮市、大玉村の2市1村からなり、中通り地方の北部に位置し、北は県都福島市、南は郡山市、西は奥羽山脈、東は阿武隈高地に囲まれ、中央には阿武隈川が北流しています。

 地形は中央から南西部に広がる平坦地と西部の奥羽山脈の南端安達太良連峰、東部の阿武隈高地の山間部に大別されます。平坦部は、土壌が肥沃で水利に富み水稲を中心に、西部の山麓は畜産を中心とした経営が行われています。東部は地形が複雑で水利に乏しく、生産条件の不利な中山間地域で、農業生産が減少し農地の遊休化が進んでいます。

農家・農業就農者等の動向

 販売農家数(2022農林業センサス参照)は、3,508戸で、うち主業農家戸数589戸で販売農家の17.2%を占めています。2015年(農業センサス)と比べ販売農家戸数は813戸減少し、その主たる従事者の高齢化が進んでいます。このような中で、地域の担い手として期待される認定農業者数は、令和5年3月末現在で600名となります。

 集落営農組織として、特定農業団体等組織が6組織、農用地利用改善団体が10組織が設立されています。また、女性の農業経営参画や地域での役割が期待され、直売活動、農産物加工、特産品の開発等で女性が活躍しており、農業経営の一環を担っています。

農業生産の動向

 令和2年度の3市村の農業産出額は149.7億円となっており、このうち、米:43.8 億円(地域内シェア29.3%)、畜産:47.8億円(同31.9%)、野菜:38.7億円(同25.92%)を占め、米と畜産が各3割を占め、近年、野菜の割合が増えています。

 有機栽培は、有機卸業者等と連携した流通システムと新規参入者の受入活動により、有機JAS認証及び環境直接支払制度での参加型認証の面積は23haに達しております。