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子実用とうもろこし収穫調製現地研修会に参加しました!

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年9月13日更新

 東日本大震災及び原発事故から7年が経過し、避難指示区域が解除されるなど復興・再生の取組みが進んでいます。
 このため、東北農業研究センター、各大学、県農業総合センター等でコンソーシアムを組織し、今年度から地域担い手の確保と被災農地の地力改善を目的に、先端技術展開事業「自給飼料を導入した大規模水田の輪作による耕畜連携システムの実証研究」が相双地方で実施されています。
 8月30日、本実証研究の一環として、子実用とうもろこしの収穫調製作業の現地研修会が南相馬市小高区のほ場で開催され、当普及所の職員が参加しました。
 現在、家畜の配合飼料の中心的な原材料はとうもろこしですが、ほとんどは海外からの輸入であり、このことが我が国の食料自給率を引き下げている原因の1つになっています。
 このため、子実用とうもろこしを自家生産してサイレージ化し、家畜に給与することにより、飼料の自給率、及び食料自給率の向上に貢献することが期待されます。

 収穫作業は、完熟した立毛状態の子実用とうもろこしを専用のアタッチメントを装着した普通形コンバインにより刈り取り、とうもろこしの子実だけをフレコンバックに詰め込みます。
 その後、フレコンバックを牛舎周辺まで搬送し、定置型粉砕機で粉砕し、ロールベーラー、ラッピングマシーンによりサイレージ化の処理をしました。
 なお、通常、飼料用とうもろこしサイレージの収穫適期は、黄熟期とされていますが、子実のみの収穫の場合には、完熟期が目安とされており、今回は極早生種のとうもろこしが作付けされました。
 今後は、調製したサイレージを実際に給与する実証試験等が予定されています。

刈り取り前のとうもろこし普通形コンバインによる刈り取りコンバインタンク内のとうもろこし

茎葉、子実の芯は細断してほ場還元粉砕機への積み込み定置型ロールベーラーへの詰み込み

ラッピングでのサイレージ化

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