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令和2年度会津地方人工授精技術向上研修会が開催されました!

印刷用ページを表示する 掲載日:2021年3月9日更新

 2月22日、会津家畜保健衛生所で会津地方人工授精技術向上研修会が開催され、会津地方の酪農家や肉用牛繁殖農家が11名出席しました。研修会は、福島県農業総合センター畜産研究所や喜多方市で開業している獣医師を講師に迎え、講演が行われました。

 最初に「基礎的な人工授精方法の確認」と題して、福島県農業総合センター畜産研究所動物工学科の石田真奈研究員から凍結精液の管理や融解等の手順について説明がなされました。講演後、実際に凍結精液に見立てた疑似ストローを融解し、注入器に充填する実習が行われました。

 次に、喜多方市で開業している花積家畜医院の花積博實医院長より、実際に生殖器を用いて人工授精の実演が行われました。実演では、生殖器の名称や卵巣の状態等について説明がなされた後に、精子の注入箇所や注入する際の注意点について実演をしながら説明がなされました。

 研修会に参加した畜産農家からは、人工授精をすでに行っているが基本に立ち返る良い機会になったという声や人工授精の免許は持っていないが、初めて生殖器を見て勉強になったという感想が挙げられました。

 今後も、人工授精技術及び受胎率向上に向けて支援してまいります。

講演の様子実演の説明融解準備注入器の準備