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【2013年5月21日(火曜日)】 Vol108

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年3月26日更新

目次

  • 日々の思い
    教育庁理事兼政策監 尾形淳一(おがた じゅんいち)
  • リレーエッセイ
    県教育委員会委員  蜂須賀禮子(はちすか れいこ)
  • お薦めの一冊コーナー
  • 学校自慢コーナー
    • 西郷村立羽太小学校
    • いわき市立草野中学校
    • 福島県立光南高等学校
    • 福島県立石川養護学校中学部
  • お知らせ
  • 編集後記

日々の思い

「はじめまして」

教育庁理事兼政策監 尾形淳一(おがた じゅんいち)

 この4月から教育庁でお世話になっております尾形淳一でございます。 このような形でご挨拶の機会を頂戴し感謝申し上げます。どうぞよろしく お願いいたします。
 今回は私のデビュー戦、自己紹介を兼ねて思いつくままに筆を進めることで お許しいただきたいと思います。
 まず始めにプライベートの話から。出身は福島市、共稼ぎの妻と娘が三人の 5人家族です。長女と次女はすでに自宅を離れ関西で学生生活を満喫中、 昨年からは新たな話し相手にと柴犬(女)を飼い始めました。 体を動かすことは大好きで、3年前まで土曜日曜の朝は近所の小学生たちと一緒に フットベースボールの練習に汗を流していました。末娘の卒業とともに引退、 今はこれといった趣味も無いため、これからの季節、土日はもっぱら犬の散歩と 庭の草むしりにいそしむことになりそうです。(草むしりはきりの無い単純作業 ですが足腰の運動になるし、計画的に進めていくと達成感があり、気分転換も 出来るのでけっこう気にいってます。ちょっと暗いでしょうか・・・?) 読書も好きです。長女に勧められて読んだのがきっかけで重松清さんのファンに なりました。最近ではテレビドラマの「とんび」が話題になりましたが、 重松さんの描く教師の話、親の話、そして子供の話が大好きで、時々目頭を 熱くしながら読んでいます。
 仕事の面では、昭和57年に県庁に入り気がつけば30年以上が経ってしまいました。 これまで土木部と農林水産部で15年、残りは総務部と商工労働部でお世話に なりました。振り返ってみると前向きの仕事を成し遂げたという経験は乏しく、 残念ですが失敗したことや後悔ばかりが鮮明に記憶されています。 土木部の空出張に端を発した公費の不適正支出問題では、膨大な書類と連日の マスコミ取材の前に頭の中が真っ白になり、為す術も無く呆然と立ち尽くしたこと、 前知事の辞任に発展してしまった木戸ダムの入札に関わる問題では、強制捜査を受け 上司とともに悔し涙を流したことを忘れることができません。壁にあたって悩んだとき、 そしてつまずく度に上司や同僚に助けていただき今を迎えることが出来ました。 本当に感謝しています。そして県庁の宝は「人」であり、強みは人を支える「組織力」 であると強く思っています。
 福島県は地震・津波・原子力災害・風評被害、まさに世界に類を見ない四重苦からの 復興という大事業に県を挙げて取り組んでいます。県民の皆さんから見れば県は一つ、 各部局や教育庁といった垣根は関係ありません。 復興を実感して頂けるよう前例に囚われない柔軟な発想で施策トータルとして 満足度を高めていくことが強く求められています。
 尊敬する上司から、良い仕事をするためには、一人ひとりがよく考えること、 そして立場を超えてよく議論して練り上げることが大切だということを 身をもって教えて頂きました。教育庁での勤務は初めてで正直戸惑いはありますが、 この教えを胸に、非常事態は現在も続いているという緊張感を持って、福島の 未来を担う子どもたちのために全力で、そして前向きに仕事に取り組んでまいりますので重ねてよろしくお願いいたします。

リレーエッセイ

「私達 大人にできること」

県教育委員会委員 蜂須賀 禮子(はちすか れいこ)

 5月の風がさわやかに吹き、こどもの日が終わっても空高くこいのぼりが 泳いでいます。
 我が福島の子供達が青空の下、若葉の薫る中、汗をかきながら大声を出して 元気に遊ぶ姿が早く訪れる事を願う毎日です。
私達大人が感じている以上に子供達の心に深く深く「ストレス」という病は入り込み、 被災という生活の中、家庭、学校において子供たちの心に重く重くのしかかっている 事は間違いのない事実だと思います。
 この子供達が一日も早く安心して生活ができるよう、私達はどんな努力をすれば いいのでしょうか。
 命の尊さ、家庭、友達の絆など教育にたずさわる先生、親、地域の人達がこれまで 以上に子供達に愛情を注ぎ、学校においても安全で安心のできる学習環境を 整えていかなければいけないのではないでしょうか。
 私は、子供に、人をいたわる心、人を思う心、共に悲しみ、喜ぶことができる人、そして 自然に感動のできる人になってほしいと願いながら子育てをしてきました。 あたりまえの事だと思うかもしれません。 しかし、この「あたりまえ」という事が出来ないがゆえに「いじめ」という問題があるのでは ないでしょうか。
昔の話をすると笑われるかもしれませんが、親や先生に殴られる事を経験した人は 多いはずです。今、これはあってはならない事です。
 一日の大半を過ごす学校生活の中ですべて先生に任す事は難しいと思います。 家庭での教育は一番大切な事、親と先生が話し合いをしながら、大切な一日一日を 一人ひとりの子供達と真剣に向き合いながらこれからの福島の中心となってくれる 子供達を育ててほしいと願います。新緑の中で子供達が何も心配せずにのびのびと 学校生活が送れるように、私達、家庭、地域の人達がみんなで大切な子供を守れたら素晴らしい子供達に育てていけるのではないのでしょうか。

お薦めの一冊コーナー

 このコーナーでは、福島県立図書館司書のお薦めの一冊を御紹介します。

 

おすすめの一冊『比喩表現の世界 日本語のイメージを読む』中村 明/著 筑摩書房(筑摩選書)

 なにかをなにかに喩えることで、作家達は、通常の表現では伝えきれないものを書きあらわそうとしてきました。日本近代文学の作品中に登場する、豊潤で膨大な比喩表現の数々。見知っていた物の新しい見方、捉え方を発見できる、想像力の刺激される一冊です。巻末には、紹介した比喩の主要イメージ索引と出典索引つき。

(県立図書館司書 K.S) 
http://www.library.fks.ed.jp

学校自慢コーナー

 このコーナーでは、各学校の特色ある取組を御紹介します。詳しい内容を県教育委員会のホームページで紹介していますので、御覧ください。

『自ら育て~自主・自立~』

西郷村立羽太小学校

 校訓「自ら育て~自主・自立~ 」は、羽太小学校児童83名の目標です。6年生を中心に校内外の様々な学習場面で自主的・自立的な態度を強く意識した活動を行い、教育目標「(知)本気で学ぶ子・(徳)思いやりのある子・(体)心身を鍛える子」に向かってバランスのとれた成長を目指し努力しています。
中でも本校の自慢は、日頃より気をつけ努力しなければ達成できない節電・節水等の環境活動と、児童の意識とともに家庭・地域の理解と協力があってこそ成就させることができる、むし歯ゼロを目指した取り組み・全校児童無欠席80日以上を目指した保健安全活動です。
平成24年度はこれらの努力が認められ、県表彰をいただくことが できましたので紹介します

西郷村立羽太小学校の学校自慢のページへ[PDFファイル]
西郷村立羽太小学校のホームページへ

『ワンコインスクールプロジェクトへの挑戦』

いわき市立草野中学校

 2012年4月にいわき市生徒会長サミットの全体会が実施され、そこで、 「はばたこう~いわきから、日本へ、世界へ、未来へ~」というテーマのもと、 世界へつながるために「ワンコインスクールプロジェクト」に取り組むことが 決まりました。本校でも、生徒会長を中心に全校生で実施しました。
主体的に活動することにより得られる内面的成長を大切にして活動しています。

いわき市立草野中学校の学校自慢のページへ[PDFファイル]
いわき市立草野中学校のホームページへ

『輝く個性を力にかえて!(vol.2)』

福島県立光南高等学校

 本校は、生徒一人ひとりの個性を尊重し、その個性を「磨き」「育てる」ことを 通して、進路実現や夢を叶える力にしてゆくだけでなく、その力を様々な場面で 周囲を支える力にしてゆくことを目標として取り組んでいます。

福島県立光南高等学校の学校自慢のページへ[PDFファイル]
→ http://www.pref.fks.ed.jp/school/kennan_k/k_kohnan1305.pdf
福島県立光南高等学校ホームページへ

『地域とともに育つ学校づくり 婦人会、中学校との交流』

福島県立石川養護学校中学部

 中学部では、地域の沢田中学校と年間2回、婦人会の方々と年間3回の交流 及び共同学習に取り組んでいます。婦人会の方々は、学校の近隣に 住んでいる方が多く、校外学習の際に会って話をしたり、“たけのこ”を いただいたりするなど、日常的な交流につながっています。 また、沢田中学校生徒とは、小学部と沢田小との交流の経験があるため、 再会の喜びもあり、楽しい交流活動になっています。

福島県立石川養護学校中学部の学校自慢のページへ[PDFファイル]
福島県立石川養護学校のホームページへ

お知らせ

 各地から運動会のニュースが届く季節となりました。子どもたちの笑顔、歓声は私達に明るい未来を期待させる不思議な力があります。
 さて、ここからは5月のお知らせコーナーです。

義務教育課からのお知らせ

リーフレット「ふくしまの未来を担う子どもたちのために~「つなぐ教育」で確かな学力を~」

 義務教育課では、有識者等による「福島県学力向上改善会議」の提言を受け、具体的な取組に結び付けていくために、本県ならではの教育の在り方を「つなぐ教育」として整理しました。「つなぐ教育」とは、子ども自身が、過去から現在、そして未来へとつながる自分を見つめながら、自分らしい生き方を実現できるようにするために、家族や教職員、社会の人々の力をつないで教育力を高めていく営みです。
 ふくしまの未来を担う子どもたちのためが、「未来」や「夢」に向かい自分らしい生き方を模索する中で確かな学力を身に付けることができるように、リーフレットを作成しましたので御活用ください。
リーフレットはこちらから御覧いただけます。 
リーフレット「ふくしまの未来を担う子どもたちのために~「つなぐ教育」で確かな学力を~」[PDFファイル]

県立図書館からのお知らせ

子どものための科学読みもの 展 ~みる・かんがえる・たしかめる~

 子どもたちの好奇心や興味を引き出す“科学読みもの”の多様さやおもしろさを御紹介します。当館所蔵の子どものための科学よみものを、「驚き・感動」、「観察」、「体験」、「探求」の4つのテーマで展示しています。

 期間:開催中~平成25年6月5日(水曜日)
 場所:県立図書館 展示コーナー

県立図書館 024-535-3220
http://www.library.fks.ed.jp/

県立美術館からのお知らせ

横尾忠則ポスター展

 開催中~6月16日(日曜日) 

 横尾忠則(1936年、兵庫県生まれ)は、第一線で活躍するグラフィック・デザイナー、美術家です。織物の町、兵庫県西脇市に生まれ育った横尾は、高校生時代からポスターを作り始め、地元で注目を集めていました。しかし本格的にデザイナーの道を歩み始めるのは、1960年に上京してからです。
 舞踏家・土方巽、劇団状況劇場の唐十郎、天井桟敷の寺山修司、そして作家三島由紀夫などとの出会いから生まれた、独特なイラストとデザイン感覚にあふれるポスターは、たちまち若い世代の支持を集め、大衆文化を代表する寵児となりました。
 その後、デザイナーとしての仕事は、ポスターからイラストレーション、ブックデザインなどさまざまな印刷メディアへと展開し、さらに絵画や版画、映画といった芸術分野にまで広がっていきました。マルチな才能は留まるところを知りません。
 今回の展覧会では、このように広範囲にわたる横尾忠則の仕事の中でも、出発点として常に彼の創作活動の中心にあったポスターに焦点をあてます。1950年代の初期作品から最新作ポスター、原画や色指定紙等の資料も含め約400点を展示し、その原点と全体像を御覧いただきます。

県立美術館 024-531-5511
http://www.art-museum.fks.ed.jp/

県立博物館からのお知らせ

2013年NHK大河ドラマ特別展「八重の桜」

 開催中~7月3日(水曜日)

▲ 関連講演会

  1. 描かれた幕末の会津藩―追鳥狩図・蛤御門の変図を読み解く―
     講師  高橋修さん(茨城大学人文学部教授)
     日時  5月29日(水曜日)14時00分から15時45分  
     会場  福島県立博物館講堂
  2. 企画委員が語るNHK大河ドラマ特別展「八重の桜」1
     講師  齋藤慎一さん(東京都江戸東京博物館学芸員)ほか
     日時  6月12日(水曜日)14時00分から15時45分
     会場  福島県立博物館講堂
     プログラム
    • 基調講演「昭和三年と会津」
      講師:齋藤慎一さん
    • シンポジウム
      「NHK大河ドラマ特別展「八重の桜」の魅力」
      パネリスト:齋藤慎一さん、佐藤洋一(当館学芸員)
県立博物館 0242-28-6000
http://www.general-museum.fks.ed.jp/

福島県文化財センター白河館「まほろん」からのお知らせ

特別企画展「救出された双葉郡の文化財1」

 開催中~6月9日(日曜日)

 東日本大震災で被災し、原発事故の影響により警戒区域に取り残された浜通り地方の双葉町、大熊町、富岡町の各資料館から、文化財レスキューにより救出した考古資料、民俗資料、古文書などの歴史資料を展示・公開します。
 是非、御観覧ください。 

まほろん 0248-21-0700
http://www.mahoron.fks.ed.jp/

編集後記

 新年度が始まって1ヶ月が経ちました。ゴールデンウィークが終わり、学校も企業も官庁も、勉強や仕事が本格化してくる時期です。県教育委員会においても、新しい総合教育計画に基づいた施策を着実に進めており、今号では、学力向上策として「つなぐ教育」について御紹介させていただきました。
 学力向上は、学校だけの問題ではありません。家庭や地域とも連携して取り組んでいかなければなりません。困難を経験した本県だからこそできる「ふくしまならではの教育」の一端として、お目通しいただきたいと存じます。
 この時期は、急に気温も上がり始め、体調を崩しやすい時期でもあります。読者の皆様におかれましては、くれぐれもお身体を御自愛ください。

教育総務課長 森下 平(もりした たいら)

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