平成21年度版福島県男女共同参画高校生副読本から「県内で活躍する先輩たち(車掌)」を紹介します
印刷用ページを表示する 掲載日:2014年4月1日更新
県内で活躍する先輩たち
野木 泉さん 【車掌】
1982年生まれ、伊達市在住 県立福島商業高等学校卒業。2006年、阿武隈急行株式会社の臨時社員として総務課庶務係。2007年、正社員に。2008年より業務部運輸車両課 車掌。電車のドアの開閉、車内アナウンス、乗車券の販売等を担当。
本当に就きたい職業を目指し夢をあきらめないで。
事務職志望で阿武隈急行へ入社したのですが、やはり鉄道現場に直接係わる仕事がしたいと思い、車掌に希望を出し願いが叶いました。人とふれあう仕事がしたかったのです。それでも会社で初の女性車掌ですから不安もありました。友達に相談すると「似合ってるよ。泉らしいね。」とあっさり言われました。ふっと楽になって、背中を押してもらえた様な気分になりました。
ドアの開閉や車内アナウンス、乗車券の販売の仕事をしています。気軽に声をかけてくださるお客様に日々励まされています。時には、気分が悪い方や体調が優れない方の対応をすることもあり、感謝されるとやりがいを感じます。
現在の夢は運転士になること。道のりは長く、険しいですが、「いつか必ず」と胸に秘めています。
困ったときや悩んだ時には、身の周りの人に相談して、たくさん悩むことが大切だと思います。悩むことは悪いことではありません。いろいろな職業に就ける時代ですから、本当に就きたい職業を目指して夢をあきらめないでください。